ロサンゼルス・スパークスのキャメロン・ブリンク(2024年ドラフト全体2位)が、ついに復帰への道筋が見えてきました。2024年6月18日のコネチカット・サン戦で左膝前十字靭帯(ACL)断裂の重傷を負ってから約13か月。リン・ロバーツ監督が7月12日、「今月末までには復帰できることを期待している」と前向きなアップデートを共有しました。
バスケットへのドライブ中に悪夢が…パリ五輪の夢も絶たれる
あの日の光景は今でも痛々しく思い出されます。ブリンクがバスケットにドライブした際、床で滑ったように見え、不自然な形で倒れ込みました。すぐに痛みを訴え、左脚をかばいながらコートから運び出されたのです。
この怪我により失ったもの:
- 2024年WNBAシーズンの残り試合
- パリ五輪のアメリカ代表3×3チームへの出場機会(すでにロスター入りしていた)
- ルーキーイヤーでの成長の機会
通常、ACL断裂からの復帰には約1年かかるとされていますが、ブリンクの場合は13か月が経過。多くのファンが「なぜまだ復帰できないのか」と心配していました。
「時間が必要、忍耐強く待つ」監督が語る慎重な復帰プラン
ロバーツ監督は、メディアに対して次のように語りました:
「彼女は戻ってきます。時間がかかるでしょうが、私たち全員が忍耐強くある必要があります…すぐに飛び込んで、怪我前と同じレベルで走り回るのは難しいのです」
「彼女には時間が必要です。そして私はそれで構いません。私たちは彼女にその時間を与えます」
さらに具体的な時期について: 「うまくいけば今月末までには復帰できるでしょう。実際にいつになるかは様子を見ながらですが」
プレーオフを目指すスパークスにとって大きな戦力
ロバーツ監督は、チームのプレーオフ進出のためには「守備で相手の得点を約8点抑える必要がある」とも語っています。ブリンクの復帰は、まさにその守備力向上の切り札となるでしょう。
ドラフト全体2位という期待を背負いながら、わずか15試合でシーズンを終えることになったブリンク。しかし、この13か月の苦しいリハビリ期間を経て、より強くなって帰ってくることが期待されます。
8月が始まる頃には、ブリンクがコートで躍動する姿が見られるかもしれません。ACL断裂という選手生命を脅かす大怪我から、どのような形で復活を遂げるのか。スパークスファンだけでなく、女子バスケットボール界全体が注目しています。
「忍耐」という言葉を何度も使ったロバーツ監督。それは、単に待つことではなく、ブリンクの長いキャリアを見据えた賢明な判断なのです。完全復活を遂げた時、彼女は単なる有望新人ではなく、逆境を乗り越えた真のプロフェッショナルとして、新たなスタートを切ることになるでしょう。
引用:YARDBARKER

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