2025年WNBAシーズンで最も激しい一戦となった6月17日のコネチカット・サン対インディアナ・フィーバー戦。その試合での乱闘騒ぎについて、WNBAレジェンドのティナ・チャールズ(サン、背番号31)が笑いながら当時の状況を語り、大きな物議を醸しています。
目を突かれたクラークが激怒!エスカレートする乱闘
事件は第3クォーターに起きました。サンのジェイシー・シェルドンがフィーバーのスター、ケイトリン・クラークの目を突いたことがきっかけでした。
乱闘の経緯:
- シェルドンがクラークの目を突く
- 両者が押し合いに発展
- サンのマリーナ・メイブリーが介入し、クラークを地面に突き飛ばす
- デッドボール後の明らかに危険な行為にも関わらず、退場処分なし
この一連の流れは動画に収められ、SNS上で大きな話題となりました。特に問題視されたのは、バスケットボールプレーとは全く関係ない状況での暴力的な行為でした。
「サウスサイド・ジャマイカ・クイーンズに連れ戻した」笑いながら語る真相
7月11日、スー・バードのポッドキャスト「Bird’s Eye View」に出演したチャールズは、この事件について笑いながら次のように語りました:
「みんな『お前、クラークの背中を殴っただろ』って言うんだけど、違うよ。私はただ『おい、落ち着け…気をつけろ。自分を見失うな』って言っただけ」
さらに続けて: 「私はまだ言い続けてたよ、『そうそう、落ち着け、落ち着け』って…みんな『お前、クラークをサウスサイド・ジャマイカ・クイーンズに連れ戻したな』って言うんだ」
「サウスサイド・ジャマイカ・クイーンズ」とは、ニューヨークの荒れた地域を指す表現で、つまり「昔の荒っぽいバスケに戻した」という意味合いです。
フィーバーファンが激怒「危険な状況を軽く扱いすぎ」
このクリップがソーシャルメディアで拡散されると、多くのフィーバーファンから批判の声が上がりました。
ファンの反応:
- 「危険な状況になりかねなかったのに、あまりにも軽く扱いすぎ」
- 「笑い事じゃない」
- 「クラークが怪我をしていたかもしれないのに」
特に問題視されているのは、チャールズがこの事件を笑い話として扱っていることです。プロスポーツにおいて、選手の安全は最優先事項であるべきなのに、レジェンド選手がこのような態度を取ることに失望の声が上がっています。
結果的に誰も怪我をしなかったことは幸いでしたが、この事件は確実に両チームの関係に亀裂を生じさせました。そして7月15日に予定されている次の対戦は、さらに注目度の高い一戦となることは間違いありません。
WNBAの「フィジカルさ」と「危険な行為」の境界線はどこにあるのか。レジェンド選手の軽率な発言は、この議論に新たな火種を投じることになりました。
引用:YARDBARKER

WNBA FAN BLOG運営者/バスケットボールジャーナリスト
WNBA・NBAをこよなく愛し、バスケットボール歴30年以上。特にWNBAの魅力を日本に広げるため、2025年5月に WNBA FAN BLOG をスタートしました。試合結果や選手情報だけでなく、独自の視点による戦術分析や選手インタビュー、海外ニュースの速報翻訳まで幅広くカバーしています。
現在、日本国内では数少ないWNBA専門メディアとして、最新ニュースをどこよりも速く正確にお届けすることをミッションにしています。
得意分野
試合分析・戦術解説
選手のデータ分析(EFF、PER など)
海外ニュース速報翻訳(英語 → 日本語)
サイト目標
日本最大の WNBA 情報ポータルサイト構築
日本のバスケットボールファンコミュニティ作り
関連 SNS アカウント
X(Twitter):@WNBAJAPAN
フォローしてWNBA の最新情報をキャッチしてください!