7月14日、マサチューセッツ州で歴史的な瞬間が生まれました。インディアナ・フィーバーのスター選手、アリーヤ・ボストンの功績を称え、州議会が正式に「アリーヤ・ボストン・デー」を制定したのです。この栄誉ある出来事に、チームメイトのケイトリン・クラークが誰よりも早く反応し、二人の強い絆が改めて注目を集めています。
フィーバーは公式インスタグラムで「it’s HER day(彼女の日です)」というキャプションとともに、州議会でのボストンの写真を投稿。すると、クラークは即座にこの投稿を自身のインスタグラム・ストーリーズでシェアし、「いいね」も押しました。言葉こそ添えられていませんでしたが、その行動がチームメイトへの誇りと愛情を雄弁に物語っています。
「あなたは素晴らしい」クラークが何度も抱きしめる理由
実は、クラークがボストンを公に称賛するのはこれが初めてではありません。過去にも試合中や練習後に、クラークがボストンを抱きしめ「あなたは本当に素晴らしい」と声をかける姿が何度も目撃されています。
23歳のクラークと22歳のボストン。年齢も近い二人は、単なるチームメイトを超えた関係性を築いています。特に今シーズン、ルーキーとして注目を浴び続けるクラークにとって、昨年の新人王であるボストンの存在は心強いサポートとなっているはずです。
州知事のモーラ・ヒーリーも「WNBAの選手たちは世界中の女性と少女たちにインスピレーションを与えている。そして男性と少年たちにも。それは素晴らしいことです。アリーヤ・ボストンほど優れたロールモデルはいません」と絶賛。この言葉が、ボストンの影響力の大きさを物語っています。
驚異の成績!高校時代86勝10敗の「怪物」が歩んだ道
「アリーヤ・ボストン・デー」制定の背景には、彼女の輝かしい実績があります:
高校時代(ウースター・アカデミー)
- 驚異の86勝10敗という圧倒的な成績
- マサチューセッツ州の女子バスケ界に革命を起こす
大学時代(サウスカロライナ大学)
- 2022年NCAAチャンピオンシップ優勝の立役者
- 数々の個人賞を受賞
プロ入り後(インディアナ・フィーバー)
- 2023年WNBA新人王
- オールスター選出
- リーグを代表する若手選手として急成長
この実績を見れば、なぜマサチューセッツ州が彼女の功績を称えたのかは明白です。地元で育ち、全米、そして世界へと羽ばたいていった選手への感謝と誇りが、この記念日制定につながったのです。
フィーバーの「新時代」を築く二人のスター
現在のインディアナ・フィーバーは、クラークとボストンという二人の若きスターを中心に、新たな黄金期を迎えようとしています。
クラークの創造的なパスワークと得点力、ボストンの安定感あるインサイドプレーとリバウンド力。この二人のコンビネーションは、すでにリーグ屈指のレベルに達しています。
特に注目すべきは、二人の相互リスペクトです。クラークは常にボストンを立て、ボストンもクラークの活躍を心から喜ぶ。この健全な関係性が、チーム全体に良い影響を与えているのは間違いありません。
「アリーヤ・ボストン・デー」の制定は、単なる個人の栄誉ではありません。これは、WNBAが新たな時代を迎えている証でもあります。若い選手たちが次々とスターダムにのし上がり、社会的な影響力を持つようになった今、彼女たちの功績を称える動きは今後も増えていくでしょう。
そして、その象徴的な出来事に、真っ先に反応したクラーク。この小さな行動が、フィーバーというチームの素晴らしさを物語っています。
今後の注目ポイント:
- クラーク&ボストンのコンビがどこまでチームを引っ張れるか
- 来シーズンのプレーオフ進出の可能性
- 二人の個人成績の更なる向上
- 他の若手選手への波及効果
マサチューセッツ州が認めた「アリーヤ・ボストン・デー」。この日は、一人の選手の栄誉であると同時に、女子バスケットボール界全体の前進を象徴する記念日となるでしょう。そして、その瞬間を誰よりも喜んだクラークの姿に、多くのファンが心を打たれたはずです。
引用:YARDBARKER

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