レブロン・ジェームズが、マイケル・ジョーダンとの夢の共演について語り、NBA界で大きな話題となっています。
YouTubeの動画インタビューで、もし一緒にプレーできる選手を選ぶとしたら誰かという質問に対し、レブロンはジョーダンの名前を挙げながら、興味深い見解を示しました。
「インスピレーションという意味で、マイケル・ジョーダン以上に私にインスピレーションを与えてくれた人はいなかった。私たちのゲームは、お互いを完璧に補完し合えたと思う」
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「見出しが見える」レブロンがSNS時代を皮肉る場面も
しかし、レブロンはこの発言の直後、現代のメディア環境を皮肉る一幕を見せました。
「MJは純粋なスコアラーだった。スコアラーのメンタリティを持っていた。でも彼を選べないのは分かってる。なぜならソーシャルメディアがどう反応するか知ってるから。『ああ、お前はマイケル・ジョーダンとも一緒にプレーしたいのか?他の全員とプレーできるんだな』って言うだろう」
そして、レブロンは続けました。
「俺は質問をしたんじゃない。答えてるだけだ、みんな。俺は質問をしたんじゃない」
さらに、彼は未来を予言するかのように言いました。
「もう見出しが見えるよ。『レブロンはマイケル・ジョーダンとプレーしたがっている』って。もう見えてる。おかしいだろ。おかしくするなよ。おかしくするなよ」
ペニー、グラント・ヒル、ピッピン…レブロンが影響を受けた選手たち
レブロンは、ジョーダン以外にも多くの選手からインスピレーションを受けたことを明かしました。
「ペニー・ハーダウェイは俺にとってインスピレーションだった。グラント・ヒルもインスピレーションだった。スコッティ・ピッピンのようなポイントフォワード。ペニー、グラント・ヒル、スコッティのような選手たちが俺にインスピレーションを与えてくれた。俺はそういうポイントフォワードになりたかったから」
興味深いことに、レブロンはコービー・ブライアントの名前も挙げようとしましたが、「コービーとは実際にオリンピックで一緒にプレーしたから」と言い、「彼の魂に安らぎを。偉大なコービー」と故人を偲びました。
なぜレブロンとMJは「完璧に補完し合える」のか?
レブロンの言う「補完し合える」という言葉には、深い意味があります。
マイケル・ジョーダンの特徴:
- 史上最高のスコアラー
- クラッチでの決定力
- 個人での打開力
- キラーインスティンクト
レブロン・ジェームズの特徴:
- オールラウンダー
- 卓越したパスセンス
- チームメイトを活かす能力
- あらゆるポジションでプレー可能
確かに、この2人が同じチームでプレーしたら、お互いの弱点を完全にカバーし合えるでしょう。ジョーダンの得点力とレブロンの万能性。これ以上の組み合わせは考えられません。
リッチ・ポールが語るレブロンの現状「40歳でも24歳のようにプレー」
一方、レブロンのエージェント、リッチ・ポールは、クライアントの現状についてSiriusXM NBAで語りました。
「レブロンには『夏を楽しめ』と言った。彼は到着以来、リーグにとって信じられないほどの資産であり、模範となってきた。時にはノイズをノイズとして放っておく必要がある。見てくれ、この男は40歳で24歳のようにプレーしているんだ」
レイカーズとの関係は?4チームがトレードに興味
実は現在、レブロンを巡って様々な憶測が飛び交っています。リッチ・ポールによると、すでに4チームがレイカーズにレブロンの獲得可能性について問い合わせているとのこと。
報じられている興味を示しているチーム:
- ダラス・マーベリックス
- ゴールデンステート・ウォリアーズ
- クリーブランド・キャバリアーズ
- ロサンゼルス・クリッパーズ
しかし、ラスベガスのサマーリーグで、レブロンは契約状況について聞かれた際、「話すことは何もない」と冷たく答えています。
KDもジョーダンにジャブ「野球をしたがる人もいれば、22年連続でプレーする人もいる」
この議論に、ケビン・デュラントも参戦しています。レブロンのポッドキャストに出演した際、デュラントはコメディタッチでジョーダンにジャブを放ちました。
「ある人は『野球をやりたい』と言って、それから戻ってくる。ある人は22年連続でプレーする」
これは明らかに、ジョーダンの引退とレブロンの継続性を比較した発言でした。
時代を超えた夢の対決
レブロンとジョーダンが同じ時代にプレーしていたら…これはNBAファンにとって永遠の「もしも」です。
しかし、レブロンが語るように、2人のプレースタイルは驚くほど補完的です。ジョーダンの破壊的な得点力と、レブロンの包括的なゲームメイク。この組み合わせは、まさに「ドリームチーム」と呼ぶにふさわしいでしょう。
レブロンが予想した通り、この発言は確実に「レブロンはジョーダンとプレーしたがっている」という見出しを生むでしょう。しかし、それは彼の本意ではありません。
彼が本当に伝えたかったのは、偉大な選手同士のリスペクトと、バスケットボールという競技の美しさなのかもしれません。
「おかしくするなよ」というレブロンの言葉は、現代のSNS文化への皮肉であると同時に、純粋にバスケットボールを語りたいという彼の願いの表れでもあるのです。
引用:HOOPSHYPE

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