試合展開
両チームともスター選手を怪我で欠く中で行われたこの一戦は、アトランタ・ドリームの一方的な展開となりました。ドリームは前半からリードを奪うと、試合を決定づけたのは第3クォーター。開始から14-0のランでスカイを圧倒し、このクォーターだけで33-13と大差をつけ、74-36で最終クォーターを迎えました。ドリームは第3クォーターだけで13本のフィールドゴールを成功させましたが、これはスカイが第3クォーター終了時点までに決めた総フィールドゴール数(12本)を上回るという記録的な内容でした。
最後まで攻撃の手を緩めなかったドリームは、最大43点差をつけて快勝。一方のシカゴ・スカイは、チームのフランチャイズ史上最低得点記録の更新をかろうじて回避するのがやっとという、屈辱的な大敗を喫しました。
注目選手とスタッツ
この試合では、アトランタ・ドリームのバランスの取れた攻撃が光りました。
- ブリトニー・グライナー(ATL): 15得点、5リバウンド、2ブロック。インサイドで安定した力を見せつけました。
- ブリオナ・ジョーンズ(ATL): 14得点、9リバウンド、4アシストと、攻守にわたるオールラウンドな活躍でした。
- アリーシャ・グレイ(ATL): 14得点を記録し、序盤からチームの攻撃を牽引しました。
- カミラ・カルドーゾ(CHI): 8得点、11リバウンド。大敗したチームの中で、リバウンドで奮闘しました。
- レベッカ・アレン(CHI): チームハイの9得点を記録しましたが、その全てが第3クォーターの得点でした。
試合後のコメント
試合後、アトランタ・ドリームのタニーシャ・ライトHCは、主力ライアン・ハワードを欠く中での圧勝に、「誰がコートに立っていても、我々のやるべきディフェンスとオフェンスを遂行できた結果だ」とチームの総合力を誇らしげに語りました。選手たちも、チームとして機能して得た勝利に大きな自信を見せている様子でした。
一方、歴史的大敗を喫したシカゴ・スカイのテレサ・ウェザースプーンHCは、「言葉もない。言い訳のしようがないパフォーマンスだった」と厳しい表情でコメント。スター選手のエンジェル・リースとアリエル・アトキンスの欠場が響いたとはいえ、あまりにも無抵抗だった試合内容に、チーム全体が大きな課題を突きつけられる結果となりました。

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