試合展開
試合は第1クォーターを22-22の同点で終える互角のスタートとなりました。第2クォーター、ラスベガス・エーシズが抜け出し、47-41とリードして前半を折り返します。試合の均衡が大きく崩れたのは第3クォーター。エーシズのエース、アジャ・ウィルソンがこのクォーターも得点を重ね、チームはウィングスをわずか11点に抑え込む堅いディフェンスを見せ、72-52と最大20点差をつけて最終クォーターを迎えました。
しかし、ここからホームのダラス・ウィングスが驚異的な猛追を見せます。アリーケ・オグンボワレを中心に得点を重ね、試合終盤には2点差まで詰め寄る大接戦に。ですが、最後はエーシズが大事な場面でフリースローを確実に沈め、ウィングスの反撃を振り切り90-86で勝利。敵地で貴重な1勝を挙げました。
注目選手とスタッツ
この試合では、ラスベガス・エーシズのエースが圧巻のパフォーマンスを披露しました。
- アジャ・ウィルソン(LVA): 37得点、9リバウンド。試合を通じてウィングスを圧倒し、チームを勝利に導く大活躍でした。
- ジャッキー・ヤング(LVA): 13得点、5リバウンド。安定したプレーでウィルソンを支えました。
- ケルシー・プラム(LVA): 11得点、7アシスト。司令塔としてチームのオフェンスを組み立てました。
- アリーケ・オグンボワレ(DAL): 18得点、8アシスト。第4クォーターの猛追の中心となり、チームを牽引しました。
- テaira・マッカワン(DAL): 16得点、14リバウンドのダブルダブルを達成し、インサイドで奮闘しました。
- ペイジ・ベッカーズ(DAL): 16得点を記録し、オグンボワレと共に攻撃を引っ張りました。
試合後のコメント
試合後、ラスベガス・エーシズのベッキー・ハモンHCは、「第3クォーターまでは我々のプラン通りだったが、第4クォーターの相手の反撃は見事だった。そのプレッシャーの中で勝ち切れたことは大きい」と、接戦をものにしたチームの勝負強さを評価しました。大活躍のアジャ・ウィルソンも、「ロードでの勝利はいつだってタフ。チームとして大事なところで集中力を保てた結果だ」と語りました。
一方、あと一歩及ばなかったダラス・ウィングスの選手たちは、大差からの追い上げに手応えを感じつつも悔しさをにじませました。アリーケ・オグンボワレは、「最後まで諦めなかった姿勢は誇りに思うが、勝ちたかった。第3クォーターの停滞が全てだった」とコメント。オールスターブレーク明けの巻き返しを誓いました。

WNBA FAN BLOG運営者/バスケットボールジャーナリスト
WNBA・NBAをこよなく愛し、バスケットボール歴30年以上。特にWNBAの魅力を日本に広げるため、2025年5月に WNBA FAN BLOG をスタートしました。試合結果や選手情報だけでなく、独自の視点による戦術分析や選手インタビュー、海外ニュースの速報翻訳まで幅広くカバーしています。
現在、日本国内では数少ないWNBA専門メディアとして、最新ニュースをどこよりも速く正確にお届けすることをミッションにしています。
得意分野
試合分析・戦術解説
選手のデータ分析(EFF、PER など)
海外ニュース速報翻訳(英語 → 日本語)
サイト目標
日本最大の WNBA 情報ポータルサイト構築
日本のバスケットボールファンコミュニティ作り
関連 SNS アカウント
X(Twitter):@WNBAJAPAN
フォローしてWNBA の最新情報をキャッチしてください!