オールスター WNBA

【歴代2位タイ】サブリナ・イオネスクが3ポイントコンテストで30点の大記録!賞金の半分をルーキーに贈る感動の理由

2025年WNBAオールスターウィークエンドの幕開けを飾った3ポイントコンテストで、ニューヨーク・リバティのサブリナ・イオネスクが圧巻のパフォーマンスを披露しました。30点という歴代2位タイの高得点で2度目の優勝を飾った彼女が、優勝後に見せた行動がファンの心を掴んでいます。

金曜日にインディアナポリスで開催されたコンテストで、イオネスクは決勝でアトランタ・ドリームのアリーシャ・グレイ(前年覇者)を破り、2023年以来2度目の栄冠を手にしました。しかし、本当の感動はその後に待っていました。

ケイトリン・クラーク欠場でも盛り上がった理由!史上最高レベルの戦いが実現

地元ファンが最も楽しみにしていたのは、インディアナ・フィーバーのケイトリン・クラークの出場でした。しかし、火曜日に悪化した鼠径部の怪我により、3ポイントコンテストとオールスターゲーム本戦の両方を欠場することに。ホームファンの前での晴れ舞台を逃した無念さは計り知れません。

しかし、クラークが出場していたとしても、イオネスクを倒すのは至難の業だったでしょう。30点という得点は、コンテスト史上2位タイの記録。これを上回るのは、2021年にアリー・クイグリーが記録した30点(優勝スコア)と、2022年にケルシー・プラムが記録した30点のみです。

最終結果は以下の通り:

  1. サブリナ・イオネスク(リバティ)- 30点
  2. アリーシャ・グレイ(ドリーム)
  3. ケルシー・プラム(スパークス)
  4. レクシー・ハル(フィーバー)
  5. ソニア・シトロン(ミスティクス)

イオネスクの圧倒的なパフォーマンスは、クラーク不在の寂しさを吹き飛ばすには十分すぎるものでした。

賞金6万2575ドルの半分をルーキーに!イオネスクが見せた「先輩の優しさ」

優勝賞金6万2575ドル(約940万円)を手にしたイオネスク。しかし、彼女が優勝後に発表した決断が、会場をさらに感動の渦に包みました。

「ソニアには、もし私が優勝したら賞金の半分をあげると約束していました」とイオネスクは明かしました。「唯一のルーキーとして参加した彼女は緊張していたし、私も彼女のために緊張していました。ルーキーとして参加するだけでも大変な勇気が必要です。彼女がやり遂げたことを本当に誇りに思います」

ワシントン・ミスティクスのルーキー、ソニア・シトロンは5位に終わりましたが、イオネスクから約3万1000ドル(約465万円)を受け取ることに。残りの半分は、イオネスクの財団に寄付されるということです。

この行動は、単なる金銭的な援助以上の意味を持ちます。ベテラン選手が若手を支え、育てていくという、スポーツ界の美しい伝統を体現したものです。特に、WNBAの選手たちの連帯感と相互扶助の精神を示す象徴的な出来事となりました。

リバティが完全制覇!ナターシャ・クラウドも優勝で「家の頭金」ゲット

3ポイントコンテストでイオネスクが優勝しただけでなく、スキルコンペティションでもリバティのナターシャ・クラウドが優勝。36.4秒でコースを完走し、シアトル・ストームのエリカ・ウィーラーをわずか1.1秒差で破りました。

クラウドは優勝後、賞金の使い道について感動的な計画を明かしました。「ガールフレンドのイザベル・ハリソン(リバティのチームメイト)と一緒に住む家の頭金にします」

5万5000ドル(約825万円)の賞金は、二人の新生活のスタートを支える大切な資金となります。プロスポーツ選手としての成功が、私生活の充実にもつながる素晴らしい例です。

リバティの選手たちが両部門を制覇したことで、チームの勢いと結束力の強さが改めて証明されました。前年のWNBAチャンピオンとして、個人でもチームでも圧倒的な存在感を示しています。

土曜日の夜8時30分(東部時間)には、いよいよオールスターゲーム本戦が開催されます。チーム・クラーク対チーム・コリアーの対戦は、クラーク本人の欠場という残念な状況ではありますが、イオネスクをはじめとするスター選手たちが最高のパフォーマンスを見せてくれることでしょう。

イオネスクが見せた「30点」という圧倒的な実力と、「賞金の半分をルーキーに贈る」という温かい心。この2つの要素が組み合わさったとき、スポーツは単なる競技を超えた感動を生み出します。2025年のWNBAオールスターウィークエンドは、記録と記憶の両方に残る素晴らしいスタートを切りました。

引用:YARDBARKER

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です