サブリナ

【3ポイントコンテスト・スキルズチャレンジ】イオネスクとクラウドのリバティコンビが優勝!賞金の半分はシトロンへ

2025年WNBAオールスターウィークエンドの初日、ニューヨーク・リバティが圧倒的な強さを見せつけました。サブリナ・イオネスクが3ポイントコンテストで30点の高得点で優勝、ナターシャ・クラウドがスキルチャレンジを制し、前年王者の底力を証明。しかし、優勝直後のイオネスクの意外な発言が話題を呼んでいます。

金曜日の夜、ゲインブリッジ・フィールドハウスで開催された両コンペティション。地元ファンが期待していたケイトリン・クラークの出場は、火曜日の試合で悪化した鼠径部の怪我により実現しませんでした。しかし、その不在を感じさせない素晴らしいパフォーマンスが繰り広げられたのです。

11連続成功の圧巻パフォーマンス!それでも「がっかりした」と語る理由

3ポイントコンテストの決勝は、2023年覇者のイオネスクと前年覇者のアリーシャ・グレイ(アトランタ・ドリーム)の対決となりました。イオネスクは途中11本連続で成功させるという驚異的なシューティングを披露し、最終的に30点を記録。グレイを8点差で圧倒しました。

しかし、優勝直後のインタビューでイオネスクが発した言葉は意外なものでした。

「正直、かなりがっかりしています」とイオネスクはESPNのホリー・ロウに語りました。「簡単なシュートを何本か外してしまいました。絶対に決められたはずなのに。本当に申し訳ないです」

30点という歴代2位タイの高得点での優勝。2023年には27本中25本を成功させ、史上最高の37点を記録した彼女にとって、今回の30点は「物足りない」結果だったようです。この飽くなき向上心こそが、彼女を頂点に立たせ続ける原動力なのでしょう。

「でも、ここにいられて幸せですし、チームメイトのナターシャ・クラウドもスキルコンペで優勝してくれて本当に嬉しいです」

賞金の半分をルーキーに!ベンモの送金上限に悩むイオネスク

イオネスクの素晴らしさは、シューティング能力だけではありません。優勝後、彼女は賞金6万2575ドル(保険会社Aflacから6万ドル、リーグから2575ドル)の使い道について感動的な決断を明かしました。

ワシントン・ミスティクスのルーキー、ソニア・シトロンに半分を贈るというのです。

「コンペティションを待っている間、ベンチで一緒に座っていた時、緊張しているソニアに言ったんです。もし私が優勝したら、賞金の半分をあげるって」とイオネスクは説明しました。「唯一のルーキーとして参加するには、本当に勇気が必要です。彼女がそれをやり遂げたことを、私は誇りに思います」

しかし、実際の送金方法には困っているようで、「ベンモには送金上限があるから、どうやって送ればいいか考えないと」と笑いながら語りました。「小切手を切るか…それとも現金を半分に分けるか」

残りの半分は、イオネスクの財団に寄付されるということです。

クラウドも優勝で「新居の頭金」ゲット!リバティの完全制覇が示すもの

スキルチャレンジでは、ナターシャ・クラウドがシアトル・ストームのエリカ・ウィーラーを破って優勝。5万5000ドルの賞金を手にしました。

クラウドは以前、この賞金をガールフレンドでチームメイトのイザベル・ハリソンとの新居の頭金にすると明かしており、夢の実現に向けて大きな一歩を踏み出しました。

リバティの両部門制覇は、単なる偶然ではありません。2024年のWNBAチャンピオンとして、個人でもチームでも最高レベルのパフォーマンスを維持していることの証明です。

特筆すべきは、クラークの代役として出場したインディアナ・フィーバーのレクシー・ハルの健闘です。地元ファンの期待に応え、堂々としたパフォーマンスを見せました。クラークの不在は残念でしたが、ハルの活躍により、フィーバーファンも満足できる結果となったでしょう。

2023年にグレイが両部門を制覇した偉業には及びませんでしたが、リバティの2選手が各部門を制したことで、チームの層の厚さと質の高さが改めて証明されました。

土曜日のオールスターゲーム本戦に向けて、リバティの勢いはさらに増しています。イオネスクの「がっかり」発言に見られる高い向上心と、賞金をルーキーと分かち合う温かい心。この2つの要素が、リバティを連覇へと導く原動力となるかもしれません。

2025年のWNBAオールスターウィークエンドは、実力と人格、そして「共に成功を分かち合う」という美しい精神が融合した、記憶に残る幕開けとなりました。

引用:YAHOO!SPORTRS

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です