2025年のWNBAオールスターゲームで、バスケットボール界が注目する歴史的瞬間が生まれました。ダラス・ウィングスのルーキーガード、ペイジ・ベッカーズとシカゴ・スカイのフォワード、エンジェル・リースが、ついに同じチームでプレーする機会を得たのです。
高校時代から大学時代まで、常にライバルとして競い合ってきた二人が、インディアナポリスのゲインブリッジ・フィールドハウスで開催されたオールスターゲームで、チーム・ナフィーサ・コリアーの一員として共闘。結果は151-131という圧倒的な勝利で、チーム・ケイトリン・クラークを下しました。
運命のいたずら?ダラスで実現しなかった「夢のコンビ」
実は、この二人がダラス・ウィングスで正式にチームメイトになる可能性がありました。2024年のWNBAドラフトで、ウィングスは5位指名権を持っていましたが、ジェイシー・シェルドンを選択。その結果、リースは7位までスライドし、シカゴ・スカイが指名することになったのです。
もしウィングスがリースを指名していたら、ベッカーズとリースの「夢のコンビ」がダラスで実現していたかもしれません。この「もしも」のシナリオは、ファンの間で今でも熱い議論を呼んでいます。
リースは試合後、二人の長い関係について語りました。「ペイジとは長い付き合いです。私たちは同じリクルーティングクラスで1位と2位の選手でした。だから本当に長い関係があるんです。対戦相手としてではなく、ついに一緒にプレーできて良かったです」
WNBAオールスター史上初!ベッカーズが4ポイントシュートを決める快挙
ベッカーズはこの試合で、単なるチームメイトとしての活躍だけでなく、歴史的な記録も打ち立てました。なんとWNBAオールスターゲーム史上初となる4ポイントシュートを成功させたのです!
初出場のオールスターゲームで、ベッカーズは6得点8アシストを記録。さらに、ダラス・ウィングス史上初のルーキーでオールスターゲームのスターティングメンバーに選ばれるという快挙も達成しました。
一方のリースは、17分間の出場で6得点9リバウンド2アシストという堅実なスタッツを残しています。
新世代のスターたちが示す、ライバルを超えた絆
この一夜は、単なるオールスターゲームを超えた意味を持っていました。高校時代から互いを意識し、切磋琢磨してきた二人が、プロの舞台で同じユニフォームを着てプレーする姿は、多くのファンの心を打ちました。
ライバルとしても、チームメイトとしても、ベッカーズとリースはすでにリーグの次世代を担う存在として、その存在感を示しています。土曜日の夜は、才能あふれる選手たちのショーケースであると同時に、長年のライバルが同じ側に立つという、感動的な瞬間の祝福でもありました。
今後、二人がコートで対戦する際には、この特別な一夜の記憶が、さらに試合を盛り上げることでしょう。WNBAの新しい時代を象徴する二人のスターの今後の活躍から、目が離せません!
引用:YARDBARKER

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