試合展開
試合は前半、ホームのシアトル・ストームが優位に進めました。第2クォーター終盤には36-26と10点差をつけ、ストームが主導権を握るかに見えました。しかし、ダラス・ウィングスは前半終了間際にアリーケ・オグンボワレの3ポイントシュートなどで8-0のランを見せ、36-34と2点差まで詰め寄って試合を折り返します。
後半、試合の流れは完全にウィングスに傾きました。前半終了間際からの勢いをそのままに、第3クォーター開始から9-0のランで逆転に成功。このクォーターを32-15とストームを圧倒し、一気に試合を決定づけました。後半だけで53-27とシアトルを全く寄せ付けなかったウィングスが87-63で快勝し、連敗を4で止めました。
注目選手とスタッツ
- アリーケ・オグンボワレ(DAL): 20得点、4本の3ポイントシュートを成功させ、チームのオフェンスを牽引。この試合でウィングスのフランチャイズ史上最多フィールドゴール成功記録を樹立しました。
- ペイジ・ベッカーズ(DAL): 14得点、6アシスト。キャリア開始から19試合連続の二桁得点を記録し、WNBA史上最速タイで通算300得点・100アシストに到達しました。
- ルイーザ・ゲイゼルセーダー(DAL): 13得点を記録し、チームの勝利に貢献しました。
- ネカ・オグウマイク(SEA): チームハイの22得点を挙げるも、チームの敗戦を止めることはできませんでした。
- ギャビー・ウィリアムズ(SEA): 14得点、8アシスト、6リバウンド、4スティールとオールラウンドな活躍を見せました。
試合後のコメント
試合後、ダラス・ウィングスのクリス・コクラネスHCは、特に後半のチームのパフォーマンスについて次のように語りました。
「我々はハーフタイムにいくつかの調整を行い、後半はより良いプレーができました。選手たちがステップアップし、自信を持ってショットを打ってくれたことを誇りに思います」
また、この日素晴らしい活躍を見せたペイジ・ベッカーズは、チームの成長についてこう述べました。
「私たちはまだ成長過程にあります。チームとして競争心を持つレベルを見つけようとしているところです。試合ごとに成長していますが、精神的な波を最小限に抑え、40分間を通して一緒にプレーする方法を見つけ出す必要があります」
このコメントは、大差で勝利してもなお、チームがさらなる高みを目指していることを示しており、シーズン後半戦への期待を感じさせるものでした。

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