WNBAが月曜日、一度に3つの新チーム追加という歴史的発表を行いました。クリーブランド(2028年)、デトロイト(2029年)、フィラデルフィア(2030年)が新たに参戦し、リーグは2030年までに現在の13チームから18チームへと急拡大します。ケイトリン・クラークらスター選手の登場で爆発的な人気を獲得しているWNBAの勢いが、止まりません。
目次
エンゲルバート・コミッショナー「女子バスケの需要はかつてないほど高い」
キャシー・エンゲルバート・コミッショナーは声明で、この歴史的拡大への興奮を表現しました。
「女子バスケットボールへの需要はかつてないほど高く、クリーブランド、デトロイト、フィラデルフィアをWNBAファミリーに迎えることができて、本当に興奮しています。この歴史的な拡大は、リーグの驚異的な勢い、ゲーム全体の才能の深さ、そして女子プロバスケットボールへの投資需要の急増を力強く反映しています」
クリーブランドとデトロイトは「復活」、フィラデルフィアは初参入
実は、クリーブランドとデトロイトにとっては、これが2度目のWNBAフランチャイズとなります。
クリーブランド・ロッカーズ(1997-2003):
- WNBAの創設時からの8チームの1つ
- 7シーズンで108勝112敗
- 優勝経験なし
デトロイト・ショック(1998-2009):
- リーグ初の拡張チームの1つ
- デトロイト時代に3度のWNBA優勝
- 2009年にタルサへ移転、現在はダラス・ウィングス
一方、フィラデルフィアは初めてのWNBAフランチャイズ獲得となります。
豪華オーナー陣!NBA球団オーナーが続々参入
新チームのオーナーも超大物揃いです。
クリーブランド:
- ダン・ギルバート率いるロック・エンターテインメント・グループ(REG)
- ギルバートはNBAクリーブランド・キャバリアーズのオーナー
デトロイト:
- トム・ゴーレスと妻のホリー、その他投資家
- ゴーレスはNBAデトロイト・ピストンズのオーナー
フィラデルフィア:
- ハリス・ブリッツァー・スポーツ&エンターテインメント
- ジョシュ・ハリス(NBA76ersオーナー)、デビッド・ブリッツァー、デビッド・アデルマンらが参加
チーム名は?本拠地は?気になる詳細
チーム名について、WNBAは「ロッカーズ」「ショック」の復活も検討しているものの、新しいブランディングの可能性もあるとしています。
本拠地は以下の通り:
- クリーブランド:キャバリアーズと同じアリーナ(予定)
- デトロイト:ピストンズと同じアリーナ(予定)
- フィラデルフィア:2031年開業予定の76ersとフライヤーズの新共用アリーナ
フィラデルフィアは発表直後に、ハイプ動画を公開して存在感をアピールしました。
2023年以降で6チーム追加!急成長するWNBA
今回の発表で、2023年以降に追加されたチームは6つになりました。
既に発表済みの新チーム:
- ゴールデンステート・バルキリーズ(2025年から参戦中)
- ポートランド(2026年開始、チーム名未定)
- トロント・テンポ(2026年開始)
- クリーブランド(2028年開始)
- デトロイト(2029年開始)
- フィラデルフィア(2030年開始)
2008年以来初の拡張となったバルキリーズの成功が、この急拡大の引き金となりました。
ケイトリン・クラーク効果?若手スターが牽引する人気爆発
この急拡大の背景には、ケイトリン・クラーク、エンジェル・リース、ペイジ・ビューカーズといった若手スター選手の登場があります。
彼女たちの活躍により、WNBAの視聴率は急上昇。投資家たちも女子バスケットボールの将来性に注目し、巨額の投資を行っています。
まとめ:2030年には18チーム体制の巨大リーグに
現在13チームのWNBAは、以下のように拡大していきます:
- 2025年:13チーム(バルキリーズが参戦中)
- 2026年:15チーム(ポートランド、トロント追加)
- 2028年:16チーム(クリーブランド追加)
- 2029年:17チーム(デトロイト追加)
- 2030年:18チーム(フィラデルフィア追加)
わずか5年で5チーム増という驚異的なペース。これはWNBAが単なる「女子バスケリーグ」から、メジャースポーツへと進化している証拠です。
日本からも、いつかWNBAに挑戦する選手が現れることを期待したいですね。急成長するリーグに、世界中から注目が集まっています。
引用:YAHOO!SPORTS

WNBA FAN BLOG運営者/バスケットボールジャーナリスト
WNBA・NBAをこよなく愛し、バスケットボール歴30年以上。特にWNBAの魅力を日本に広げるため、2025年5月に WNBA FAN BLOG をスタートしました。試合結果や選手情報だけでなく、独自の視点による戦術分析や選手インタビュー、海外ニュースの速報翻訳まで幅広くカバーしています。
現在、日本国内では数少ないWNBA専門メディアとして、最新ニュースをどこよりも速く正確にお届けすることをミッションにしています。
得意分野
試合分析・戦術解説
選手のデータ分析(EFF、PER など)
海外ニュース速報翻訳(英語 → 日本語)
サイト目標
日本最大の WNBA 情報ポータルサイト構築
日本のバスケットボールファンコミュニティ作り
関連 SNS アカウント
X(Twitter):@WNBAJAPAN
フォローしてWNBA の最新情報をキャッチしてください!