NBAに激震が走るかもしれません。ブリーチャー・レポートのエリック・ピンカスが提案した、レブロン・ジェームズとブロニー・ジェームズ親子をロサンゼルス・レイカーズからダラス・マーベリックスへ送る前代未聞の3チーム間トレード案が大きな話題を呼んでいます。
多くの人が史上最高の選手と考えるレブロンをトレードするなんて、レイカーズは正気を失ったのでしょうか?しかし、25歳のスーパースター、ルカ・ドンチッチという将来の殿堂入り確実なポイントガードがいる今、この決断も理解できなくはありません。
衝撃のトレード詳細:3チームが得るものと失うもの
ピンカスが金曜日に発表したトレード案の詳細は以下の通りです:
ブルックリン・ネッツが獲得:
- ダルトン・ネクト
- マキシ・クレーバー
- オリビエ=マクセンス・プロスパー
- ドワイト・パウエル
ロサンゼルス・レイカーズが獲得:
- ダニエル・ガフォード(5400万ドル契約の210cmセンター)
- P.J.ワシントン
- ナジ・マーシャル
- ケイレブ・マーティン
- ジェイデン・ハーディ
- レイカーズの2巡目指名権2つ
- ジェームズの2410万ドルのトレード例外条項
ダラス・マーベリックスが獲得:
- レブロン・ジェームズ
- ブロニー・ジェームズ
- ドリュー・ティミー
- タイリース・マーティン
- 180万ドルのトレード例外条項
- 110万ドルのトレード例外条項
「41歳でも優勝を狙える選手」マーベリックスの大胆な賭け
ピンカスは語ります。「ダラスはジェームズを、もうすぐ41歳になるとはいえ、フランチャイズを真の優勝争いに押し上げる実行可能な選択肢と見ています。その代償は層の厚さです」
確かに、レブロンは依然としてリーグのトップスターの一人です。キャリア平均27得点という圧倒的な数字が、その価値を物語っています。
「レイカーズは、デイビスとジェームズの後ろに、ライブリーのような若い守備的センターを持ったことがありませんでした。アービングとジェームズはクリーブランド・キャバリアーズで共にタイトルを獲得しました。ダラスは大胆な動きをすることになりますが、ジェームズは依然としてリーグのトップNBAスターの一人なのです」
カイリー・アービングとの再会が生む化学反応
このトレードが実現すれば、レブロンは2016年のキャバリアーズ優勝メンバーだったカイリー・アービングと再びチームメイトになります。さらに、元レイカーズのチームメイトだったアンソニー・デイビスとも顔を合わせることになるという皮肉な展開も。
レブロン、カイリー、ADという3人のスーパースターが揃えば、それは間違いなく強力なチームとなるでしょう。過去の確執や関係性を超えて、純粋にバスケットボールで勝利を目指すーーそれがプロフェッショナルの世界です。
レイカーズが得る「未来への投資」
一方、レイカーズ側から見れば、このトレードは「ドンチッチ時代」への完全移行を意味します。
ガフォードは210cmの大型センターで、ディフェンスとリムプロテクションに優れた選手。P.J.ワシントンは多才なフォワードで、3ポイントシュートも打てる現代的なビッグマン。マーシャルとマーティンは堅実なロールプレイヤーで、ハーディは将来性のある若手ガード。
レイカーズは深さと若さを手に入れ、ドンチッチを中心とした新たなチーム作りに着手できます。レブロン時代の終焉は寂しいものの、次の10年を見据えた賢明な判断とも言えるでしょう。
ブロニーの運命:父と共にダラスへ
このトレード案で最も注目すべきは、ブロニー・ジェームズも父と共にマーベリックスへ移籍することです。
レイカーズがドラフトで指名し、親子共演という歴史的瞬間を演出したばかりのブロニー。しかし、その夢はダラスの地で続くことになるかもしれません。新天地での成長機会を得られる一方で、常に父の影に隠れてしまうリスクも背負うことになります。
「1年以内に2度目の歴史的トレード」の可能性
記事は最後にこう締めくくっています。「ダラスとロサンゼルスは1年以内にNBA史上最大級のトレードの一つを成立させたばかりです。なぜ2度目がないと言えるでしょうか?」
確かに、両チームには大型トレードを成功させた実績があります。そして今回も、お互いにとってWin-Winとなる可能性を秘めています。
レブロンは優勝を狙えるチームへ、レイカーズは未来への投資、マーベリックスは即戦力の獲得、ネッツは若手と将来性ーー全てのチームが何かを得られる、まさに理想的なトレード案かもしれません。
果たしてこの衝撃的なトレードは実現するのでしょうか。NBA界の動向から目が離せません。
引用:YAHOO!SPORTS

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