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【緊急事態】WNBA負傷者続出の異常事態!ブリアナ・スチュワートがハムストリング負傷でわずか3分で退場

過密日程が選手を破壊、今季の試合間隔は過去5年で最短の平均2.7日

WNBAが危機的状況に陥っています。土曜夜のロサンゼルス・スパークス戦で、ニューヨーク・リバティのエース、ブリアナ・スチュワートがハムストリングの負傷によりわずか3分で退場。バックツーバック2戦目での悲劇でした。

ニューヨーク・ポスト紙によると、スチュワートの右脚の画像診断では重大な損傷は避けられたものの、チームは彼女の復帰を急がない方針です。月曜日のダラス・ウィングス戦(東部時間午後8時、ESPN)から始まる4試合のロード遠征にはチームに帯同するものの、当面の出場は見込めません。

この負傷は偶然ではありません。ESPNのレベッカ・ロボが衝撃的なデータを公開しました。今季のWNBAの試合間隔は平均2.7日と、過去5年間で最短を記録。2021年の4.03日から大幅に短縮され、選手たちの体に極限の負担がかかっています。

スター選手が次々離脱、各チームで欠場者リストが拡大中

現在、リーグ全体で主力選手の欠場が相次いでいます:

長期離脱中の主力選手

  • ケイトリン・クラーク(インディアナ・フィーバー):右鼠径部負傷で5試合連続欠場中
  • レイン・ハワード(アトランタ・ドリーム):膝の負傷で7月11日から欠場継続
  • エンジェル・リース(シカゴ・スカイ):背中の負傷で欠場
  • アリエル・アトキンス(シカゴ・スカイ):負傷により欠場
  • ケイラ・ソーントン(ゴールデンステート・バルキリーズ):シーズン絶望

ダラス・ウィングスは、ルーキーのペイジ・ブエッカーズを日曜日の試合で予防的に休ませました。月曜日のリバティ戦から3試合を1週間でこなす過密日程を考慮しての判断です。

ミネソタ・リンクスも日曜日の敗戦でアラナ・スミスが脚の負傷で途中退場。水曜日に予定されているリバティとのファイナル再戦に出場できるかは不透明です。

選手会が新労使協定で改善要求、現状は「持続不可能」との声

この異常事態に対し、選手会(WNBPA)は新しい労使協定(CBA)交渉で、過密日程の改善を最優先事項として要求しています。現在の日程は、スポーツへの関心が高まる中で、選手を収益を生み出す資産として酷使しているとの批判も出ています。

日曜日のシカゴ対インディアナ戦では、ケルシー・ミッチェルが前半終了間際に鼠径部を負傷したかに見えましたが、幸い大事には至らず35得点の活躍を見せました。しかし、このような「ヒヤリ」とする場面が増えていることも事実です。

今週も過密日程は続きます。月曜日から水曜日にかけて、多くのチームが中1日や連戦をこなさなければなりません。特に注目されるのは、スチュワート不在のリバティがどう戦うか、そして水曜日のリバティ対リンクスのファイナル再戦です。

ファンにとっては毎日のようにWNBAの試合が見られることは喜ばしいことですが、選手の健康を犠牲にした上での興行では、長期的にリーグの発展は望めません。お気に入りの選手が「軽傷」で欠場したり、終盤の3ポイントシュートが決まらなかったり、接戦でのミスが目立つ時は、この過酷な日程が背景にあることを忘れてはいけません。

引用:SWISHAPPEAL

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