祖母の前で見せた圧巻のダブルダブル、今季11試合連続達成の偉業
シカゴ・スカイのエンジェル・リースが、火曜日のワシントン・ミスティックス戦で特別な夜を過ごしました。チームは103-86で6連敗を喫し、今季19敗目を記録しましたが、リースにとってはキャリアの中でも忘れられない一戦となりました。
背中の怪我で2試合欠場していたリースは、この試合で見事に復帰。22得点13リバウンドという素晴らしいダブルダブルを記録し、今季11試合連続のダブルダブルを達成しました。これにより、自身が持つWNBA記録の15試合連続ダブルダブルに近づいています。
しかし、この夜を特別なものにしたのは、彼女の成績だけではありませんでした。ワシントンDCのケアファースト・アリーナの観客席には、リースにとって最も大切な人物が座っていました。彼女の祖母です。
「私の心のすべて」SNSで明かした感動の瞬間
試合後、リースは自身のインスタグラムストーリーズで、祖母との特別な瞬間を公開しました。投稿された写真には、祖母がリースの頬にキスをしている姿が写っており、2度のオールスター選手は涙を堪えるような表情を見せています。
「私の心のすべて」とリースは投稿に記し、ハートと涙を堪える顔の絵文字を添えました。そして衝撃的な事実を明かしました。「祖母が私のWNBAの試合を見たのは、これが初めてです」
23歳のフォワードにとって、プロ入り後これまで一度も祖母が自分のプレーを直接見たことがなかったという事実は、ファンにとっても驚きでした。WNBAで活躍し続けるリースですが、家族との時間を犠牲にしてきた側面もあったのかもしれません。
敗戦の中でも光った個人記録、ルーキーコンビに苦戦のスカイ
試合自体は、ミスティックスのルーキーコンビ、ソニア・シトロンとキキ・イリアフェンの活躍により、スカイは大敗を喫しました。シトロンは28得点、イリアフェンは22得点10リバウンドのダブルダブルを記録。ブリトニー・サイクスも18得点を加え、ワシントンの圧勝に貢献しました。
スカイ側では、リース以外にカミラ・カルドーゾが21得点10リバウンドのダブルダブル、レイチェル・バンハムが19得点、レベッカ・アレンが10得点を記録しましたが、ベンチポイントで21-7と大差をつけられ、ペイントエリアでも52-40で劣勢に立たされました。
この敗戦により、スカイは7勝19敗となり、WNBAランキング12位に低迷。プレーオフ進出に必要な8位から6ゲーム差をつけられており、今季の進出は絶望的な状況です。
しかし、リースにとってこの夜は、勝敗を超えた特別な意味を持つ試合となりました。祖母の前で見せた22得点13リバウンドという活躍は、彼女のキャリアの中でも最も記憶に残るパフォーマンスの一つとなることでしょう。背中の怪我から復帰し、大切な人の前で最高のプレーを見せたリース。彼女の涙は、バスケットボールが単なるスポーツを超えた、家族との絆を深める大切な瞬間であることを物語っています。
引用:YARDBARKER

WNBA FAN BLOG運営者/バスケットボールジャーナリスト
WNBA・NBAをこよなく愛し、バスケットボール歴30年以上。特にWNBAの魅力を日本に広げるため、2025年5月に WNBA FAN BLOG をスタートしました。試合結果や選手情報だけでなく、独自の視点による戦術分析や選手インタビュー、海外ニュースの速報翻訳まで幅広くカバーしています。
現在、日本国内では数少ないWNBA専門メディアとして、最新ニュースをどこよりも速く正確にお届けすることをミッションにしています。
得意分野
試合分析・戦術解説
選手のデータ分析(EFF、PER など)
海外ニュース速報翻訳(英語 → 日本語)
サイト目標
日本最大の WNBA 情報ポータルサイト構築
日本のバスケットボールファンコミュニティ作り
関連 SNS アカウント
X(Twitter):@WNBAJAPAN
フォローしてWNBA の最新情報をキャッチしてください!