試合展開
アトランタ・ドリームは7月30日、アウェーのカレッジパークセンターでダラス・ウィングスと対戦し、88-85で劇的な勝利を収めました。試合は22回のリードチェンジと14回のタイがある大接戦となり、最後の最後まで勝負の行方が分からない展開となりました。
第1クォーターはグレイが11得点を挙げる活躍でドリームが26-21とリードしました。ウィングスは第1クォーター終了時にビハインドを背負った試合では2勝13敗という苦しい成績でした。第2クォーターでウィングスが反撃し、ベッカーズとジョーンズの3ポイントシュートで29-29と同点に追いつきました。前半最後にはベッカーズのミッドレンジジャンパーで40-40となりましたが、グリナーのレイアップとコールドウェルのバスケットでドリームが45-41でハーフタイムを迎えました。
第3クォーター開始早々、ドリームのグリナーがファウルコールに激しく抗議し、わずか1分足らずで2つのテクニカルファウルを受けて退場となる波乱がありました。この退場でウィングスが勢いに乗り、64-62でリードして最終クォーターに入りました。
しかし第4クォーターでヒルモンが爆発。12得点を挙げ、3本の3ポイントシュートを成功させました。残り34秒にパオパオがバックドアカットからレイアップを決めて2点リードとしましたが、オグンボワレが残り21秒にフェイドアウェイジャンパーで同点に。そして残り2.6秒、ヒルモンがキャリアハイとなる5本目の3ポイントシュートを決めて、ドリームに勝利をもたらしました。
注目選手とスタッツ
アトランタ・ドリーム
- ヒルモン:21得点(キャリアハイ、第4Qで12得点、5/7 3ポイント)
- グレイ:15得点、7アシスト
- ジョーンズ:14得点(6/10 FG)
- コールドウェル:13得点(シーズンハイ)
- パオパオ:11得点、8リバウンド、6アシスト
ダラス・ウィングス
- ベッカーズ:21得点(今季11度目の20得点ゲーム、最後の5分間で9得点)
- ガイゼルソーダー:13得点
- オグンボワレ:12得点
- ジョーンズ:12得点
試合後のコメント
ウィングスのクリス・コクラネスヘッドコーチは、第4クォーターでの守備について語りました。
「終盤のショットメイキング、我々は守備でもっと良くならなければならない」
また、決勝プレーについては次のように分析しました。
「ポストtoポストのスクリーンで、体と体を密着させるためにスイッチしたかった。少しの隙間、少しのスペース、それが彼女に必要なすべてだった。ナズがステップアップしたことを称賛します」
ベッカーズは試合後、チームケミストリーの構築について語りました。
「ラインナップに人が出入りするのは難しいことです。しかし今は一貫性を得られるようになってきて良いです。繰り返しによってケミストリーが構築されます」
この勝利により、ドリームは16勝11敗となり、過去4試合で3勝を挙げています。一方のウィングスは8勝20敗となり、過去9試合で7敗を喫しています。

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