試合展開
2025年8月1日、イリノイ州シカゴのウィントラスト・アリーナで行われたWNBAの一戦で、ゴールデンステート・バルキリーズ(14勝13敗)がシカゴ・スカイ(7勝20敗)を73-66で破り、3連勝を飾りました。
バルキリーズは前夜のワシントンでの試合から午前2時30分にシカゴに到着したばかりで、わずか9人の選手しか起用できない過酷な状況でした。しかも、この日の朝にハードシップ契約でチャールズを獲得したばかりという緊急事態でした。
第1クォーターはスカイが15-14でリードしました。バルキリーズはペースを上げて攻めましたが、20本中6本、3ポイントシュートは11本中2本という低調な成功率に苦しみました。一方のスカイは14本中7本と効率的にシュートを決めました。
第2クォーターも同様の展開が続き、前半は37-37の同点で終了しました。スカイは7本中3本の3ポイントシュートを成功させ、少ない試投数で質の高いシュートを決め続けました。
第3クォーターは両チームとも苦戦し、スカイが17-15とわずかにリードして54-52で最終クォーターを迎えました。しかし、バートンが第3クォーター終了間際の0.4秒前に3ポイントシュートを決めて、バルキリーズは2点差まで迫りました。
第4クォーターの序盤、バルキリーズは12-2のランで64-56とリードを奪いました。スカイは残り2分23秒で67-66まで追い上げましたが、その後は得点できませんでした。バルキリーズは最終クォーターで21-12とスカイを圧倒し、3連勝を飾りました。
注目選手とスタッツ
バルキリーズはバートンが18得点、7アシストを記録し、サラウンが16得点、9リバウンドを挙げました。ルパートはキャリアハイとなる14得点を記録し、3ポイントシュート4本もキャリアハイでした。レイテが11得点を加え、チームは3ポイントシュート30本中10本、フリースロー16本中15本を成功させました。
スカイはウィリアムズが15得点、8リバウンドでチームをリードし、カルドーゾが14得点、11リバウンドのダブルダブルを記録しました。バナムも14得点、ナースが10得点を挙げましたが、リース(背中)、アトキンス(脚)、ヴァン・リス(足首)を欠いた状態では力及びませんでした。
スカイは第4クォーターで19本中わずか6本しかシュートを決められず、12得点に終わりました。
試合後のコメント
バルキリーズのナカセHCは勝利後、「6得点しか取れなかったことは見ていません。スコアを見ています。両チームともスコアボードを動かすことができませんでしたが、『まだリードしている』と思いました。ディフェンスエンドでの実行が本当に良かったと思います」と語りました。
一方、スカイのマーシュHCは「この試合全体は実行力の差で決まったと思います。ゴールデンステートは両エンドで私たちよりも上手く実行できました」と敗因を分析しました。さらに「今は戦う意志を探しています。競争することが私たちが求めているものです。誰が欠けていても関係なく競争するという考え方に戻る必要があります」と述べました。
この勝利でバルキリーズは14勝13敗となり、5割に復帰しました。一方のスカイは7勝20敗で7連敗を喫し、プレーオフ進出の可能性はほぼ消滅しました。

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