試合展開
2025年8月1日、コネチカット州アンキャスビルのモヒガン・サン・アリーナで行われたWNBAの一戦で、コネチカット・サン(5勝21敗)がニューヨーク・リバティ(17勝10敗)を78-62で破る大金星を挙げました。
リバティは第1クォーターを20-15でリードして終えましたが、第2クォーターでサンが勢いを取り戻しました。サンは前半終了間際にチャールズがブザービーターを決めて44-37とリードを奪い、前半のフィールドゴール成功率は50%に達しました。
第3クォーターもサンがその勢いを維持し、メイブリーが3時36分に3ポイントシュートを決めて56-46とリードを広げました。リバティは11日間で6試合目という過密日程の疲れもあり、最終クォーターの最後の5分08秒でタルボットのレイアップで62-69に迫りましたが、それが最後の得点となりました。
サンは第4クォーターの最初の3分間、リバティを無得点に抑え、その後も着実にリードを守り抜きました。リバティが7点差まで迫った際も、サンは9-0のランで応え、試合を完全にコントロールしました。
注目選手とスタッツ
コネチカット・サンはメイブリーがトリプルダブルまであと2アシストという18得点、10リバウンド、8アシスト、2スティールの大活躍を見せました。ベンチから出場したネルソン=オドダとラカンがそれぞれ16得点を記録し、両者とも8本中6本のシュートを成功させる高確率を誇りました。ラカンはキャリアハイとなる2本の3ポイントシュートを成功させ、ネルソン=オドダはチーム最高の+30という±値を記録しました。チャールズも15得点、チーム最多の3スティール、5リバウンドを記録しました。
一方のリバティは、イオネスクが23得点を挙げ、ジョーンズが14得点を記録しましたが、チームは21個のターンオーバーを犯し、フィールドゴール成功率も33.9%に留まりました。リーグ最多の1試合平均9.9本の3ポイントシュート成功を誇るリバティでしたが、この試合では27本中6本(22.2%)しか成功させることができませんでした。
サンはペイント内での得点(32-24)、セカンドチャンスポイント(13-6)、速攻得点(8-7)、ベンチからの得点(32-16)すべてでリバティを上回りました。また、42リバウンド(リバティは29)と13オフェンシブリバウンドはいずれも今季最多を記録し、11スティールも奪いました。
試合後のコメント
試合後、リバティのブロンデッロ監督は「私たちは少し消極的になってしまいましたが、彼らはより積極的になり、私たちがやりたいことを奪われてしまいました。彼らはあらゆる場所に飛んできて、すべてが私たちにとって難しくなり、仕事を完遂できませんでした。日曜日に戻ってきて勝利を目指すチャンスがあります」と語りました。
イオネスクは「これはリバティのバスケットボールでした。スコアはそれを描写していないかもしれませんが、努力、エネルギー、意図、どれだけ集中していたかという点では不満はありません。みんなベストを尽くしていたと思います」と述べ、月曜日の試合後の激しいミーティングとは対照的に、チームのパフォーマンスを擁護しました。
ジョーンズは「ほんの少しアクセルから足を離してしまい、それが彼らに自信を与えてしまいました。彼らは私たちの多くのアクションを爆発的に破壊し始め、本当にフィジカルで、私たちのタイミングを狂わせ、少し後手に回らせました」と分析しました。
この勝利は、6月1日にブルックリンでリバティに100-52という歴史的大敗を喫したサンにとって、大きな意味を持つリベンジとなりました。また、2022年以来となるホームでのリバティ戦勝利でもあり、今季リバティを70得点未満に抑えた初めてのチームとなりました。

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