わずか6分間で6得点、デビューから3試合連続で3ポイント2本以上はケイティ・ダグラス以来16年ぶり
インディアナ・フィーバーに新たな歴史が刻まれました。金曜日のダラス・ウィングス戦(88-78で勝利)で、新加入のクロエ・ビビーがケイトリン・クラークでさえ達成できなかった球団記録を樹立したのです。
6フィート2インチ(約188cm)のフォワード、ビビーはベンチから出場してわずか6分間という短い時間で、チームに即座にインパクトをもたらしました。6得点、1アシスト、1スティールを記録し、得点はすべて3ポイントシュートによるもの。27歳のオーストラリア人選手は、この試合で2本の3ポイントを沈めました。
7日間契約から這い上がった無名選手、驚異の3ポイント成功率54.5%
フィーバーが試合後に発表したところによると、ビビーは2008年のケイティ・ダグラス以来、フランチャイズ史上初めてデビューから3試合連続で2本以上の3ポイントシュートを成功させた選手となりました。実に16年ぶりの快挙です。
昨年のルーキーイヤーに数々の記録を打ち立てたクラークも、この高みには到達できませんでした。元アイオワ大学のスターは、フィーバーでの2試合目に3ポイントを7本中1本しか決められず、この記録を逃していたのです。
7月25日に7日間契約を結んだばかりのビビーですが、その影響力は計り知れません。わずか3試合で平均9.7分の出場時間ながら、平均8.0得点を記録。1試合平均2.0本の3ポイントを54.5%という驚異的な確率で沈めています。
ステファニー・ホワイト監督も絶賛、シーズン終了までの契約延長が決定
ステファニー・ホワイト監督は以前、ビビーの「フロアを広げる能力」を最大の武器として絶賛していました。そして彼女は、インディアナでの最初の3試合でまさにそれを証明して見せたのです。
フィーバーはビビーの好スタートに対し、シーズン終了までの契約という形で報いました。これにより、彼女は今シーズンの残り試合すべてでチームと共に戦うことになります。
ビビーはスター選手ではありません。しかし、これまでに見せたパフォーマンスを基準にすれば、今季のフィーバーのチャンピオンシップ追求において、重要なローテーション選手となる可能性を秘めています。
クラークという絶対的エースの陰で、思わぬ形で球団史に名を刻んだビビー。7日間契約から始まった彼女のシンデレラストーリーは、努力と実力があれば誰にでもチャンスが訪れることを証明しています。フィーバーの優勝への道のりに、新たな3ポイントシューターという強力な武器が加わりました。
引用:YARDBARKER

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