ディジョナイ・キャリントン

【内部崩壊の危機】「私たちは自分たちに集中している」コクレーンズ監督がキャリントンのトレード噂に強がり発言も8勝21敗の現実

「役割拡大のために来たのに…」守備の要が漏らす本音、チーム内に広がる不協和音

WNBAトレードデッドライン(8月7日)が迫る中、ダラス・ウィングスのクリス・コクレーンズ監督は、ディジョナイ・キャリントンを巡るトレード噂について、表面上は平静を装っています。

「トレードの噂がチーム文化に影響するか?確かにします」とコクレーンズ監督は認めつつも、「でもそれはプロスポーツの一部です。ロッカールームにいる時、我々はチームです。素晴らしいチームメイトであることと、一緒にビジネスを処理することに集中しています」と強調しました。

しかし、8勝21敗という惨憺たる成績が、この言葉の説得力を奪っています。ESPNのアレクサ・フィリポウ記者によると、すでにナリッサ・スミスをトレードで放出したウィングスですが、27歳のキャリントンの名前もリーグ内で取り沙汰されているとのことです。

土曜日のフィーバー戦で4得点5ターンオーバー、シュート成功率25%の低迷

土曜日のインディアナ・フィーバー戦で、キャリントンは16分間の出場で4得点、3リバウンド、1アシスト、1ブロックを記録。しかし5つのターンオーバーを犯し、フィールドゴール成功率はわずか25%という散々な内容でした。

今季の成績は平均24.9分の出場で10.4得点、5.1リバウンド、1.8アシスト、1.1スティール。シュート成功率は35.4%、3ポイントは26.0%と低調です。

キャリントンは今月初め、役割の変化について率直な心境を語っていました。「確かに適応が必要です。私がダラスに来た理由は役割を拡大するためでした。ベンチスタートが役割の縮小を意味するわけではないけれど、ある意味では少しそう感じてしまいます」

「守備の要」としての評価も、攻撃面での不調がチーム全体に影響

カート・ミラーGMは、コネチカット・サン時代にキャリントンをドラフト指名した人物で、彼女の獲得について「ディジョナイは2024年、間違いなくリーグ最高のガードディフェンダーでした。彼女の獲得は最優先事項でした」と高く評価していました。

チームメイトのマイーシャ・ハインズ・アレンも「彼女は守備において蛇の頭のような存在です」と認めています。

しかし、守備での貢献があっても、攻撃面での役割が不安定な中、コクレーンズ監督は外部の憶測の中でチームの団結を保つことの重要性を強調し続けています。

「我々は若いチームで、一緒に学び成長しています。すべてのポゼッションが正しい習慣を築く機会です。それ以外のことは、我々にはコントロールできません。我々の焦点は素晴らしいチームメイトであることと、毎日向上することです」

しかし、この「前向き」な発言も、8勝21敗という現実の前では空虚に響きます。火曜日にはブルックリンのバークレイズセンターでニューヨーク・リバティと対戦予定ですが、シーズン対戦成績は1勝0敗とはいえ、現在の状況では厳しい戦いが予想されます。

トレードデッドラインまで残り数日。キャリントンの去就と共に、このチームの未来も大きく揺れ動いています。

引用:DALLASHOOPS

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