8月3日、シアトルで行われたWNBAの一戦で、インディアナ・フィーバーがシアトル・ストームを78-74で下し、シーズン最長タイとなる5連勝を達成しました。ケイトリン・クラークを7試合連続で欠きながらも、チーム一丸となって勝利を掴みました。
試合展開
第1クォーターは両チームともに慎重な立ち上がりで、フィーバーが17-16と1点リードで終えました。ナターシャ・ハワードが6得点、ソフィー・カニンガムが5得点を記録し、ストームはギャビー・ウィリアムズとエジ・マグベゴーがそれぞれ4得点でチームを牽引しました。
第2クォーターでフィーバーのスターティングラインナップが奮起します。アリヤ・ボストン、ダミリス・ダンタス、アーリ・マクドナルドがオフェンスで大きな貢献を果たし、ハーフタイムには42-34とリードを広げました。
第3クォーター中盤、カニンガムのスリーポイントでフィーバーは55-42と13点差まで広げましたが、ストームも粘りを見せます。クォーター終盤に10-2のランでストームが追い上げ、58-54の4点差で最終クォーターへ突入しました。
第4クォーターでドラマが待っていました。ボストンが中盤に9連続得点を決め、残り4分41秒で73-61とリードを広げます。しかしストームも簡単には諦めません。スカイラー・ディギンズのスリーポイントプレイで残り3分14秒に73-72と1点差まで詰め寄りました。
その後、ストームは5本連続でシュートを外し、1つのポゼッションで4本のスリーポイントを外すなど、決定機を逃し続けます。最後はケルシー・ミッチェルが残り8.1秒でレイアップを決めて勝負を決定づけました。
注目選手・スタッツ
インディアナ・フィーバー
- ナターシャ・ハワードが21得点でチーム最多
- アリヤ・ボストンが16得点、12リバウンドのダブルダブル。第4クォーターの9連続得点が勝利の鍵となりました
- ソフィー・カニンガムが17得点
- ケルシー・ミッチェルが勝負を決める残り8.1秒のレイアップを含む活躍
- クラーク欠場試合での成績が9勝7敗に
シアトル・ストーム
- ネカ・オグウミケが16得点
- スカイラー・ディギンズが13得点
- ギャビー・ウィリアムズとドミニク・マロンガがそれぞれ12得点
- 試合会場には16,819人のファンが来場、金メダリストの体操選手ジョーダン・チャイルズも観戦
フィーバーは最後の4分半でフィールドゴールが決まらない苦しい展開でしたが、何とか逃げ切りました。
試合後のコメント
クラークの代わりにスタートしたマクドナルドについて、ミッチェルは「私たちは彼女の背中を押し続ける必要があります。これは埋めるのが大変なポジションですから」とチームメイトをサポートしました。
この勝利により、フィーバーは17勝12敗となり、クラーク不在でもチーム力で勝ち続けることを証明。一方、ストームは16勝13敗となり、ホームで2連敗を喫しました。
フィーバーは6月24日にシアトルで行われた今シーズン初対戦で94-86で勝利しており、対戦成績は2勝0敗となりました。

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