8月3日、ネバダ州ラスベガスで行われたWNBAの一戦で、ラスベガス・エースがゴールデンステート・バルキリーズを101-77で圧倒しました。前日にWNBA史上最悪のホーム大敗を喫したエースが、見事な復活を遂げました。
試合展開
試合開始からわずか25時間前、エースはミネソタ・リンクスに111-58という53点差でWNBA史上最悪のホーム大敗を喫していました。しかし、この屈辱的な敗戦への怒りをエネルギーに変え、エースは序盤から圧倒的なプレーを展開しました。
第1クォーターでエースは16本中9本のシュートを成功させ、27-14とリードを奪います。さらに第2クォーター終盤には、バルキリーズのジャネル・サラウンがジュエル・ロイドをプレー外で倒したことでフラグラント2ファウルを受け退場となる場面もありました。
ハーフタイムには50-25という25点差をつけ、エースのベンチメンバーが25得点を記録したのに対し、バルキリーズのベンチはわずか2得点に終わりました。
後半もエースの勢いは止まらず、ロイドの3ポイントシュートが次々と決まり、チームは最終的に18本の3ポイントシュートを成功させ、フランチャイズタイ記録を達成しました。
注目選手・スタッツ
ラスベガス・エース
- ジュエル・ロイドが7本の3ポイントシュート成功(ラスベガス記録タイ)を含む今シーズン最多27得点
- ジャッキー・ヤングが20得点
- アジャ・ウィルソンが14得点、14リバウンドのダブルダブル
- チェルシー・グレイが11得点
- チーム全体で18本の3ポイントシュート成功(フランチャイズタイ記録)
- ベンチから25得点
ゴールデンステート・バルキリーズ
- イラナ・ルパートが17得点、8リバウンドでチーム最多
- カーラ・レイテとレティシア・アミエールがそれぞれ14得点
- カイラ・チャールズが13得点
- ロード3連勝中だったが、エースの猛攻に為す術なし
- ベンチからわずか2得点
エクスパンションチームのバルキリーズは、ロードで3連勝していた勢いを持って臨みましたが、前日の大敗の悔しさを晴らしたいエースの前に完敗を喫しました。
試合後のコメント
エースは前日のリンクス戦で、WNBA史上最悪となる53点差の大敗を喫したばかりでしたが、この試合では完全に立ち直った姿を見せました。特にロイドの爆発的な活躍が、チームの復活を象徴していました。
この勝利により、エースは15勝14敗となり、西カンファレンスでのプレーオフ争いに踏みとどまりました。一方、バルキリーズは14勝14敗で5割に戻り、両チームともに接戦のカンファレンスで生き残りをかけて戦い続けます。
試合会場には熱狂的なファンが詰めかけ、前日の屈辱を晴らすエースの勝利を後押ししました。

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