WNBAで前代未聞の事態が続いています。8月5日、ロサンゼルス・スパークスがインディアナ・フィーバーに100-91で勝利した試合中、またしてもセックス・トイがコートに投げ込まれました。これは過去1週間で4度目となる同様の事件で、選手や監督からは怒りの声が上がっています。
試合中に起きた衝撃の瞬間
クリプト・ドットコム・アリーナで行われた試合の第2クォーター終盤、スパークスのケルシー・プラムがフリースローを決めた直後、ベースラインから明るい緑色のセックス・トイが投げ込まれました。それはフィーバーのソフィー・カニンガムの脚の近くに落下し、彼女はショックで飛び跳ねてしまいました。
プラムは即座に反応し、そのセックス・トイをコート外に蹴り出しました。すぐにタオルで覆い隠され、セキュリティが調査を開始しましたが、投げた人物が特定されたかは不明です。
リン・ロバーツ監督の怒りのコメント
試合後、スパークスのリン・ロバーツ監督は一連の事件について強い憤りを示しました。
「馬鹿げています。愚かです。ばかばかしい」とロバーツ監督は語りました。「そして危険でもあります。選手の安全が第一であり、ゲームへの敬意、そういったすべてのことが重要です。本当に愚かな行為だと思います」
一方、プラムは冷静に対応し、「私たちはできる限り無視しようとしています」と述べ、「インディアナも含めて、私たちは素晴らしい対応をしたと思います。ただプレーを続けました。注意を向けないことです。審判の対応にも本当に感謝しています」と付け加えました。
1週間で4度の同様事件が発生
この一連の事件は、7月30日(火曜日)にアトランタで行われたゴールデンステート・ヴァルキリーズ対ドリーム戦で始まりました。試合終了間際に緑色のセックス・トイがコートに投げ込まれたのです。
その後、8月2日(金曜日)のヴァルキリーズ対シカゴ・スカイ戦でも同様の事件が発生。複数の選手が声を上げ始め、カニンガムはソーシャルメディアでこの問題について言及しました。
スカイのセンター、エリザベス・ウィリアムズは金曜日に「本当に失礼な行為です。何の意味があるのか理解できません。本当に幼稚です。誰がやっているにせよ、成長する必要があります」と述べています。
WNBAが厳格な対応を発表
8月3日(土曜日)、WNBAはヴァルキリーズ対ドリーム戦でセックス・トイを投げた人物が逮捕されたと発表しました。Cleveland.comによると、この人物は23歳のデルバート・カーバーで、秩序違反行為、公然わいせつ・露出、不法侵入の罪で起訴されました。
リーグはまた、コートに物を投げるファンは即座に退場処分とし、刑事告発を追求するとともに1年間の入場禁止処分を科すことを約束しました。
エスカレートする事態に懸念
8月5日の事件はロサンゼルスだけにとどまりませんでした。同日、ニューヨークのバークレイズ・センターで行われたリバティ対ウィングス戦でも同様のセックス・トイが投げ込まれたのです。リバティはコメントを控えています。
すでに多くの関係者が声を上げ、リーグも重大な処罰と法的措置を講じているにもかかわらず、事件はリーグ全体でエスカレートしているように見えます。WNBAの品位と選手の安全を守るため、ファンの良識ある行動が強く求められています。
引用: sports.yahoo.com

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