ラスベガス・エーシズは8月6日(現地時間)、サンフランシスコのチェイスセンターでゴールデンステート・バルキリーズに78-72で勝利しました。この試合はプレーオフ出場をかけた重要な一戦となり、エーシズのエイジャ・ウィルソンが27得点の活躍を見せました。
試合展開
試合は序盤から接戦となり、前半は4度のリードチェンジがありました。バルキリーズは第1クォーター終盤から第2クォーター序盤にかけて14-0のランを見せ、一時はリードを奪いました。しかし、エーシズは第2クォーターに11本中11本のシュートを成功させる驚異的な確率で反撃し、前半を43-38でリードして折り返しました。
第3クォーターは両チームの攻防が続きましたが、エーシズは終盤に13-4のランを見せて64-54とリードを広げました。ジャッキー・ヤングの3ポイントシュートがこのランのきっかけとなりました。
第4クォーターに入ると、バルキリーズが序盤3分55秒の間エーシズを無得点に抑え、66-63まで追い上げました。しかし、エーシズのジュウェル・ロイドが6分5秒にジャンパーを決めてバルキリーズの勢いを止めました。その後もロイドが2分47秒に3ポイントシュートを決めて74-65とし、試合の流れを決定づけました。
バルキリーズは最後まで諦めず、4分27秒にはジャネル・サラウンのフリースローで69-65まで迫りましたが、エーシズが最後まで集中力を切らさず勝利を収めました。
注目選手・スタッツ
ラスベガス・エーシズ(16勝14敗)
- エイジャ・ウィルソン:27得点、フィールドゴール8/11、フリースロー11/11、2ブロック(キャリア通算500ブロック達成)
- ジャッキー・ヤング:14得点、5スティール
- ジュウェル・ロイド:14得点、3ポイントシュート3/7(第4クォーターに6得点)
- チーム全体:フィールドゴール成功率45.0%、3ポイントシュート5/27(18.5%)
ゴールデンステート・バルキリーズ(14勝15敗)
- ティファニー・ヘイズ:14得点、9リバウンド(元エーシズの選手)
- ジャネル・サラウン:13得点
- カーラ・レイテ:11得点、4ターンオーバー
- カイラ・チャールズ:11得点、2スティール
- チーム全体:フィールドゴール成功率39.7%(25/63)、3ポイントシュート4/22(18.2%)、アシスト9本(シーズン最少)
試合後のコメント
エーシズのウィルソンは自身のパフォーマンスよりもチームの勝利を重視し、「スタンディングを見るのをやめていたけれど、今日の試合がプレーオフシードにとって重要だということは分かっていました」と語りました。
ヤングは「今日は大きな試合だと分かっていました。彼女たちには素晴らしい観客がいます。だから私たちは本当にディフェンスでストップを奪い、ディフェンススキームを実行し、勝つために必要なことは何でもやらなければなりませんでした」とコメントしました。
バルキリーズのナタリー・ナカセヘッドコーチは、試合終了15秒前にタイムアウトを取り、最後まで諦めない姿勢を見せました。また、第3クォーターでベロニカ・バートンがフラグラントファウルを取られた後、試合に戻らなかったことについても言及がありました。
この勝利により、エーシズはバルキリーズとのシーズンシリーズを3勝1敗で制し、プレーオフシードを決める際の重要なタイブレーカーを獲得しました。両チームはWNBAスタンディングでそれぞれ7位と8位につけており、プレーオフ出場をかけた激しい争いが続いています。

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