インディアナ・フィーバーは8月9日、ホームのゲインブリッジ・フィールドハウスでシカゴ・スカイを92-70で破り、今シーズンのシーズンシリーズを4戦全勝で締めくくりました。両チームともに主力選手を欠く中での対戦となりましたが、フィーバーは圧倒的な攻撃力で勝利を収めました。
試合展開
フィーバーは序盤から効率的なオフェンスを展開し、前半を48-37のリードで折り返しました。シュート成功率は51.5%(17/33)と高い数字を記録し、特に3ポイントシュートが好調でした。
第3クォーター開始直後、フィーバーは8-0のランで一気に試合の流れを掴みました。ケルシー・ミッチェルが第3クォーター残り2.9秒で決めたシュートにより、初めて20点差をつけることに成功。その後も勢いは止まらず、最終的に22点差という大差で勝利を収めました。
試合を通じてフィーバーは47.1%(33/70)のフィールドゴール成功率を記録し、ターンオーバーもわずか7つに抑える安定したプレーを見せました。一方のスカイは38.4%(28/73)と苦しいシュート成功率に終わり、13個のターンオーバーを喫しました。
注目選手・スタッツ
インディアナ・フィーバー
- ケルシー・ミッチェル:26得点、3リバウンド、8アシスト、3ポイント4/8成功
- レクシー・ハル:17得点、3ポイント4/6成功(66.7%)
- ソフィー・カニンガム:16得点(前半に10得点)
- アリヤ・ボストン:15得点
シカゴ・スカイ
- レイチェル・バンハム:11得点
- マディ・ウェストベルド(ベンチから):10得点(キャリアハイ)
試合後のコメント
試合後、26得点でチームを牽引したケルシー・ミッチェルは、チームが直面している困難な状況について感情的なコメントを残しました。
「泣かないように笑っていなければなりません。シドニー・コルソンを失ったことは大きな痛手でした。アーリ・マクドナルドを失ったことも大きかったです。ケイトリン・クラークがいないことはさらに大きな影響です」とミッチェルは語りました。
さらに「私たちはお互いにコミットしています。それが皆さんに見てもらいたいことです。私たちが一緒に団結していることです」と、チームの結束力を強調しました。
レクシー・ハルは、ミッチェルとカニンガムの献身的なプレーを称賛しました。「彼女たちはチームのために自分を犠牲にし、普段とは違うポジションでプレーし、普段やらないことをやっています。おそらく不快なこともあるでしょうが、二人とも本当に素晴らしい仕事をしてくれました」
カニンガムは試合後のトンネルでの祝福の際、「これは大きな勝利だ、ベイビー。ポイントガッド!」と笑顔で宣言し、急遽ポイントガードを務めることになった自身の役割を茶目っ気たっぷりに表現しました。
この勝利でフィーバーは18勝14敗となり、プレーオフ進出に向けて重要な一歩を踏み出しました。一方のスカイは8勝23敗となり、過去11試合で10敗目を喫する厳しい状況が続いています。

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