ラスベガス・エーシズは8月10日、ミケロブ・ウルトラ・アリーナで行われたコネチカット・サンとの一戦を94-86で制しました。エイジャ・ウィルソンがWNBA史上初となる30得点20リバウンドという偉業を達成し、チームの4連勝に大きく貢献しました。
試合展開
第1クォーター、サンが序盤から好調なスタートを切り、31-27でリードしました。第2クォーターに入ると、サンはティナ・チャールズのジャンプシュートで残り5分46秒に45-33と12点差まで広げました。
しかし、エーシズはここから驚異的な反撃を開始。前半終了までに12-0のランを決め、45-45の同点でハーフタイムを迎えました。このランにはキアスタン・ベルとジュエル・ロイドの3ポイントシュート、そしてウィルソンの4得点が含まれていました。
第3クォーター残り7分18秒、チェルシー・グレイがフリースロー2本を決めて51-50とエーシズが初めてリードを奪うと、その後は一度もリードを譲ることなく試合を支配しました。
ウィルソンは第4クォーターだけで12得点を挙げ、チーム最多得点を記録。エーシズは最大13点差まで広げ、快勝を収めました。
注目選手・スタッツ
ラスベガス・エーシズ
- エイジャ・ウィルソン:32得点(13/25FG)、20リバウンド(キャリアハイタイ)、5アシスト、2スティール
- ジャッキー・ヤング:21得点、6アシスト
- ジュエル・ロイド(ベンチから):12得点
- ダナ・エヴァンス(ベンチから):10得点
コネチカット・サン
- マリーナ・メイブリー:22得点
- サニヤ・リバース(ベンチから):17得点
- レイラ・ラカン:13得点
- アリヤ・エドワーズ:4得点、4リバウンド(サンデビュー戦)
エーシズは49.3%のフィールドゴール成功率を記録し、ペイント内で42-36、セカンドチャンスポイントで23-7と圧倒。リバウンドでも42-23と大きく上回りました。
試合後のコメント
エイジャ・ウィルソンは歴史的な記録について「とてもクールなことです。記録に私の名前が刻まれるのは素晴らしいことです。きっとこの後も多くの選手が続くでしょうが、最初の一人になれたのは本当にクールです」と語りました。
さらに「大きなことです。リーグにこれだけ多くの偉大な選手がいる中で、今まで誰も達成していなかったというのはちょっと驚きです。でも、それは祝福です。私は自分のやっていることが大好きです」と喜びを表現しました。
ベッキー・ハモンヘッドコーチは、ウィルソンのパフォーマンスについて頭を振りながら畏敬の念を示し「彼女はおそらく過去にもこのような記録を達成できたはずです。今年は彼女にオフェンシブリバウンドに行かせることを強調してきました」とコメントしました。
この勝利でエーシズは18勝14敗となり、シーズン最長の4連勝を達成。一方のサンは5勝25敗となり、リーグ最下位で4連敗となりました。
ウィルソンの32得点20リバウンドという記録は、WNBAの歴史に永遠に刻まれる偉業となりました。また、彼女は30得点15リバウンド以上を記録した試合数でティナ・チャールズと並ぶ歴代1位タイの6試合目となりました。

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