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マクブライドとキャリントンが躍動!リンクスがWNBAファイナルリマッチでリバティに圧勝(83-71)

ミネソタ・リンクスは8月10日、ニューヨークのバークレイズ・センターで行われたニューヨーク・リバティとのWNBAファイナルリマッチを83-71で制しました。昨年のファイナル第5戦でリバティに敗れた場所での勝利は、リンクスにとって特別な意味を持つものとなりました。

試合展開

第1クォーターは両チームが激しい攻防を繰り広げ、リンクスが25-24とわずか1点リードで終了しました。第2クォーターはペースが落ち、リバティが38-36と2点リードで前半を折り返しました。

しかし、第3クォーターでゲームの流れが劇的に変わりました。リバティが47-40とリードを広げた直後、リンクスは6分間で24-7という驚異的なランを展開。ナティーシャ・ハイデマンのサイドからの3ポイントシュートで64-54とリードを奪い、この間に5本の3ポイントシュートと1本のスリーポイントプレーを決めました。

第4クォーターに入ると、トレード期限前にダラス・ウィングスから獲得したばかりのディジョナイ・キャリントンが主導権を握り、リンクスは序盤で試合を決定づけました。最終的に12点差をつけて快勝しました。

興味深いことに、両チームは今後9日間で3回対戦する予定で、リバティは西海岸で連戦した後、土曜日にミネソタへ向かいます。

注目選手・スタッツ

ミネソタ・リンクス

  • ケイラ・マクブライド:18得点(3ポイント4本成功)
  • ディジョナイ・キャリントン:15得点(第3クォーターに8得点)、6リバウンド、3アシスト、2スティール
  • ナティーシャ・ハイデマン:13得点(ベンチから)
  • アラナ・スミス:8得点、9リバウンド、7アシスト、4スティール、3ブロック
  • コートニー・ウィリアムズ:前半に8得点、7アシスト、4リバウンド

ニューヨーク・リバティ

  • ナターシャ・クラウド:14得点
  • エマ・ミースマン:第3クォーターに3ポイントシュートを決める

リンクスのベンチは34-19でリバティを圧倒し、リバティは18回のターンオーバーを犯し、リンクスに22得点を許しました。

試合後のコメント

ケイラ・マクブライドは、チームの第3クォーターのパフォーマンスについて「私たちはただティップスを取って、走り出していました。それが私たちのプレースタイルです」と語りました。

また、今後の対戦スケジュールについて「変わった日程ですが、エキサイティングな挑戦でもあります。相手チームのプレーコールや好みのプレーを知ることができます。両チームにとって良いことだと思います。今後10日間で素晴らしい競争的なバスケットボールが見られるでしょう」と述べました。

シェリル・リーブヘッドコーチは、キャリントンがマクブライドの守備的負担を軽減したことを評価し「常に集中し続けることは本当に疲れることです。だから彼女は『オーケー、ナイ、あなたが追いかけて』と言えることで活力を得ました。マックがその恩恵を受けているのを見ました。終盤のシュートでも脚が残っていました」と説明しました。

キャリントンについてマクブライドは「贅沢な存在」と表現し、スタンフォード大学時代のチームメイトでもあるスミスについてキャリントンは「これが彼女のプレーです。注目されることは少ないですが、これが本当に彼女のプレースタイルです。トリプルダブルを狙えるほどでした。センターの選手としては本当に珍しいことです」と称賛しました。

なお、試合前にはリンクスが土曜日に獲得した元リバティのジェイリン・シェロッドへの感謝のビデオが流され、観客から大きな拍手が送られました。また、ハーフタイムにはリバティの殿堂入りセレモニーも行われ、タリ・フィリップスが表彰されました。

この勝利でリンクスは27勝5敗となり、リーグ首位を堅持。一方のリバティは20勝11敗となりました。

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