ワシントン・ミスティクスは8月10日、アーリントンで行われたダラス・ウィングスとの一戦を91-78で制し、4連敗にストップをかけました。ルーキーのキキ・イリアフェンがキャリアハイの23得点、10リバウンドのダブルダブルを達成し、チームの勝利に大きく貢献しました。
試合展開
第1クォーターはウィングスが23-18とリードし、第2クォーターではミスティクスが28-27と1点差まで迫る場面もありました。しかし、その後ウィングスが13-0のランで試合の流れを掴み、前半を41-30のリードで折り返しました。
前半わずか30得点に終わったミスティクスでしたが、後半は見違えるようなオフェンスを展開。第3クォーターを33-17、第4クォーターを28-20で圧倒し、合計61-37という驚異的なスコアで後半を支配しました。
第3クォーター終了時点で63-58とリードを奪ったミスティクスは、第4クォーター残り5分34秒にソニア・シトロンが27フィートのステップバック3ポイントシュートを決め、76-66として勝負を決定づけました。
ミスティクスはフィールドゴール成功率54.2%、3ポイント成功率40%、フリースロー成功率80.8%という高い数字を記録。一方のウィングスは36.5%と34.8%に終わりました。
注目選手・スタッツ
ワシントン・ミスティクス
- キキ・イリアフェン:23得点(キャリアハイ)、10リバウンド、1アシスト
- ソニア・シトロン:18得点(うち後半17得点)、5リバウンド、6アシスト
- ステファニー・ドルソン:14得点、4リバウンド、3アシスト
- エミリー・エングストラー(ベンチから):11得点
ダラス・ウィングス
- ペイジ・ブエッカーズ:17得点(キャリア開始から25試合連続2桁得点でルーシー・ボルトンと並ぶ歴代4位タイ)
- アリケ・オグンボワレ:12得点、2アシスト
- ヘイリー・ジョーンズ:11得点、4リバウンド、1アシスト
試合後のコメント
キキ・イリアフェンは自身のキャリアハイのパフォーマンスについて特にコメントを残していませんが、彼女はフランチャイズ史上初めて250リバウンド以上を記録したルーキーとなりました。また、シトロンと共に今シーズン複数回20得点10リバウンドを達成している唯一のルーキーコンビとなっています。
シドニー・ジョンソンヘッドコーチは、チームが前半の不振から立ち直った理由について、ベテランのドルソンとブリトニー・サイクス(8月5日にシアトル・ストームへトレード)のリーダーシップの重要性を強調していました。
ペイジ・ブエッカーズは、WNBAキャリア開始から25試合連続で2桁得点を記録し、シンシア・クーパー(92試合)、エイジャ・ウィルソン(37試合)、キャンデース・パーカー(32試合)に次ぐ歴代4位タイの記録を達成しました。また、彼女は史上最速で450得点、100リバウンド、100アシストを達成したルーキーでもあります。
この勝利によりミスティクスは14勝17敗となり、イースタンカンファレンス4位、全体10位に浮上。一方のウィングスは8勝24敗で5連敗となりました。

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