試合展開
ゴールデンステート・ヴァルキリーズが8月15日、シカゴ・スカイをアウェーで90-59の大差で破り、フランチャイズ記録となる4連勝を飾りました。拡張チームのヴァルキリーズは今季18勝目を挙げ、1998年のデトロイト・ショックが30試合制で記録した17勝を上回る、WNBAの拡張チーム史上最多勝利記録を更新しました。
第1クォーターから、ヴァルキリーズは3ポイントシュートを武器に攻勢に出ます。10本中7本の3ポイントシュートを成功させ、早々にリードを奪いました。特にイリアナ・ルパートとセシリア・ザンダラシーニが外角から次々と決め、試合の流れを完全に掴みます。
前半を通じてヴァルキリーズの攻撃は止まらず、44-30でハーフタイムを迎えます。ザンダラシーニは前半だけで14得点を記録し、チームの大量リードに貢献しました。
第3クォーター序盤、レイチェル・バンハムの3ポイントシュートで44-44の同点に追いつかれますが、これがスカイの最後の抵抗となりました。ヴァルキリーズはここから17点中15点を奪う怒涛の攻撃を見せ、一気に試合を決定づけます。
第4クォーターも圧倒的な展開が続き、最終的に31点差という大差でヴァルキリーズが勝利を収めました。試合を通じて、ヴァルキリーズは27本中14本(51.9%)という高確率で3ポイントシュートを成功させ、攻撃的なバスケットボールを展開しています。
注目選手・スタッツ
ゴールデンステート・ヴァルキリーズ
- セシリア・ザンダラシーニ:キャリアハイ20得点(7/12FG、2/4 3PT)
- ジャネル・サラウン:15得点、6リバウンド
- イリアナ・ルパート:14得点、4/4の3ポイントシュート成功(完璧な成功率)
- ティファニー・ヘイズ:13得点、5リバウンド
- ヴェロニカ・バートン:11得点、5リバウンド、3アシスト
シカゴ・スカイ
- レイチェル・バンハム:15得点(3/9 3PT)
- カミラ・カルドーゾ:14得点、4リバウンド、5アシスト
- エリザベス・ウィリアムズ:10得点、5リバウンド、2ブロック
- アリエル・アトキンス:7得点、6リバウンド
- リンジー・アレン:6得点、4アシスト
※エンジェル・リース(背中の負傷)は7試合連続の欠場
試合後のコメント
ヴァルキリーズはこの勝利で18勝15敗となり、プレーオフ争いで重要な位置をキープしています。一方、スカイは8勝25敗と苦戦が続き、4連敗、過去13試合で12敗という厳しい状況に陥っています。
ザンダラシーニのキャリアハイとなる20得点、そしてチーム全体の素晴らしい3ポイントシュート成功率が光った一戦でした。拡張チーム初年度でこれだけの成績を残すヴァルキリーズの躍進は、WNBAの歴史に新たな1ページを刻んでいます。

WNBA FAN BLOG運営者/バスケットボールジャーナリスト
WNBA・NBAをこよなく愛し、バスケットボール歴30年以上。特にWNBAの魅力を日本に広げるため、2025年5月に WNBA FAN BLOG をスタートしました。試合結果や選手情報だけでなく、独自の視点による戦術分析や選手インタビュー、海外ニュースの速報翻訳まで幅広くカバーしています。
現在、日本国内では数少ないWNBA専門メディアとして、最新ニュースをどこよりも速く正確にお届けすることをミッションにしています。
得意分野
試合分析・戦術解説
選手のデータ分析(EFF、PER など)
海外ニュース速報翻訳(英語 → 日本語)
サイト目標
日本最大の WNBA 情報ポータルサイト構築
日本のバスケットボールファンコミュニティ作り
関連 SNS アカウント
X(Twitter):@WNBAJAPAN
フォローしてWNBA の最新情報をキャッチしてください!