試合展開
ワシントンD.C.のケアファースト・アリーナで行われた8月17日の一戦で、ワシントン・ミスティクスがロサンゼルス・スパークスを95-86で下しました。
試合序盤、第1クォーター4分30秒にアリシャ・クラークが3ポイントを決めて12-9とし、ミスティクスはこれ以降リードを手放すことはありませんでした。
スパークスはディアリカ・ハンビーの活躍で何度も追い上げを見せます。第4クォーター残り6分25秒、ハンビーが6点連続で決めて8-0のランを作り、82-79と3点差まで詰め寄りました。しかし、シトロンがわずか7秒後にジャンパーで応え、残り4分12秒には3ポイントを沈めて再び9点差に広げ、スパークスの勢いを断ち切りました。
ミスティクスはフィールドゴール成功率59.3%(35/59)、アシスト30本と、いずれもシーズンハイを記録する効率的なオフェンスを展開しました。3ポイントシュートも11本成功させ、リバウンドでは35-15と圧倒的な差をつけています。
特に印象的だったのは、ミスティクスのボール回しの良さです。35本のフィールドゴールのうち30本がアシストから生まれており、チーム全体の連携が光りました。
注目選手・スタッツ
ワシントン・ミスティクス
- ソニア・シトロン:キャリアハイタイの3ポイント5本を含む24得点。今季29試合目の二桁得点を記録し、1999年のシャミーク・ホールドスクローが持っていたフランチャイズのルーキー記録(28試合)を更新します
- キキ・イリアフェン:18得点、10リバウンドのダブルダブル。今季12個目のダブルダブルを達成し、15得点10リバウンド以上を記録した試合数(6試合)でフランチャイズのルーキー記録を樹立します
- シャキーラ・オースティン:14得点
- ジェイド・メルボルン:11得点(残り2分を切ってファウルアウト)
ロサンゼルス・スパークス
- ディアリカ・ハンビー:26得点、7アシストでチームをけん引しました
- ケルシー・プラム:25得点、6アシスト
- リケア・ジャクソン:17得点
- レイ・バレル:10得点
試合後のコメント
試合後の公式記録によると、ミスティクスのシドニー・ジョンソン監督は「彼女たちをミスティクスのユニフォームで迎えられたことがどれほど幸運か」と語り、ルーキーたちの活躍を称賛しました。
イリアフェンは「私は22歳、キキとソニアは21歳。私たちは走りたいんです。これらのフレッシュな脚を使って速いバスケットボールをプレーしたいです。とても楽しいです」とチームメイトのメルボルンが試合後に語った言葉を引用しながら、若いチームの勢いを強調しました。
なお、ミスティクスのジェイシー・シェルドンは足首の負傷で欠場しました。
ミスティクスは次戦8月19日(火)にコネチカット・サンと対戦し、スパークスは8月21日(水)にホームでダラス・ウィングスと対戦します。

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