シアトル・ストームが、フランチャイズの伝説的選手であるスー・バードのブロンズ像をクライメート・プレッジ・アリーナの外に設置し、日曜日に除幕式を行いました。これはWNBA史上初めて、所属していたフランチャイズから銅像で称えられた選手となる歴史的な瞬間となりました。
記念すべき除幕式の様子
2025年8月18日に行われた除幕式には、バードの婚約者でサッカー界のレジェンドミーガン・ラピノーをはじめ、コネチカット大学時代のチームメイトであるダイアナ・タウラジやスウィン・キャッシュ、そしてストームで共にプレーしたローレン・ジャクソンなど、多くの関係者が駆けつけました。ジャクソンは、バードの他にストームで永久欠番となっている唯一の選手です。
バードは除幕式でのスピーチで、「私は何かの『初』になろうとしたわけではありません。でも、もし私が最初であることが、私が最後にならないことを意味するなら、もしこの銅像が20年後にWNBAの他の偉大な選手たちの銅像が建つことを意味するなら、私は最初であることを誇りに思います」と語りました。
レイアップポーズに込められた特別な意味
銅像のポーズは、バードが象徴的なレイアップシュートを放つ瞬間を捉えています。このポーズの選択には深い意味が込められています。
「私のWNBAでの最初の得点は、ルーキーイヤーにキー・アリーナで決めたレイアップでした。そして、私のWNBAでの最後の得点も、クライメート・プレッジ・アリーナで決めたレイアップだったのです」とバードは説明しました。
キャリアの始まりと終わりを象徴するこのポーズは、まさに彼女の21年間にわたる輝かしいキャリアを物語っています。
スー・バードの輝かしい功績
- 4度のWNBAチャンピオンシップ(2004年、2010年、2018年、2020年)
- 13回のオールスター選出という驚異的な記録
- 5回のAll-WNBA First Team選出
- 2002年ドラフト全体1位指名でコネチカット大学からストームに加入
- 背番号10番は永久欠番(2023年に式典実施)
- 21年間の全キャリアをストーム一筋で過ごした稀有な選手
今後のWNBAへの影響
バードの銅像設置は、WNBAの歴史において重要な節目となります。フランチャイズが選手の銅像を建てたのは初めてのことですが、実はWNBA選手の銅像としては2例目です。ラスベガス・エーシズのエイジャ・Wilsonは、2021年に母校サウスカロライナ大学で銅像を建てられています。
除幕式では、ファンたちも銅像と一緒に写真を撮る機会が設けられ、多くの人々がこの歴史的瞬間を記録に残しました。バードの功績は、今後もシアトルの街とWNBAの歴史に永遠に刻まれることでしょう。
引用: sports.yahoo

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