インディアナ・フィーバーに新たな試練が訪れました。8月17日のコネティカット・サン戦で右膝を負傷したソフィー・カニンガムが、2025年シーズンの残り試合すべてを欠場することが発表されました。すでにエースのケイトリン・クラークを欠いているチームにとって、プレーオフ進出をかけた重要な時期での痛手となります。
試合展開
フィーバーはカニンガムの離脱を受けて、即座にロスター調整を実施しました。ベテランガードのシェイ・ペディと7日間のハードシップ契約を結び、同時にカイラ・ランバートを解雇する決断を下しました。現在19勝16敗の成績で、レギュラーシーズン残り9試合という重要な局面での補強となります。
今季フェニックス・マーキュリーから2月にトレードで加入したカニンガムは、チームの重要な戦力として活躍していました。特に3ポイントシュートの精度は43.2%と高く、フィーバーのオフェンスに深みを与える存在でした。
注目選手・スタッツ
- ソフィー・カニンガム – 30試合出場、平均8.6得点、3.5リバウンド、1.2アシスト
- フィールドゴール成功率 – 46.9%(2ポイント・3ポイント含む)
- 3ポイント成功率 – 43.2%(チーム内トップクラス)
- フリースロー成功率 – 87.5%(安定した決定力)
- チーム内得点ランキング – 7位(重要なローテーションプレーヤー)
試合後のコメント
負傷で長期離脱中のケイトリン・クラークは、WNBAレジェンドのスー・バードのポッドキャストに出演し、今季の怪我について率直な心境を語りました。
「本当に大変です。4試合プレーして、その後プレーできなくなって、体調も万全じゃない。オフシーズンにあれだけ頑張ったのに、今はリハビリばかり。このプロセスを信じようとしていますが、本当にフラストレーションが溜まる日もあれば、モチベーションが高まって復帰が近いと感じる日もあります」とクラークは述べています。
さらに「トレーニングキャンプで準備できるわけじゃなく、いきなり30試合目から復帰して良いプレーをしなければならない。本当に難しいです」と、復帰への不安も吐露しました。
フィーバーは7月15日から右鼠径部の負傷でクラークを欠いており、今季わずか13試合の出場に留まっています。2024年の新人王である彼女の不在は、チームにとって大きな痛手となっています。
カニンガムとクラークという主力2選手を欠く中、フィーバーはプレーオフ進出をかけて残り9試合を戦い抜かなければなりません。ペディの加入がチームにどのような化学反応をもたらすか、注目が集まります。

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