2025年8月19日、シカゴのウィントラスト・アリーナで行われた試合で、シアトル・ストームがシカゴ・スカイを94-88で下しました。スカイラー・ディギンズが24得点、ネカ・オグウミケが21得点を記録し、プレーオフ争いで重要な勝利を収めたストーム。一方のスカイは、エンジェル・リースが7試合ぶりに復帰したものの、5連敗を喫することとなりました。
試合展開
序盤はシカゴがホームコートアドバンテージを活かして試合をリードしていましたが、第2クォーター序盤にドミニク・マロンガが連続得点を決めて28-25とストームが逆転。これ以降、シアトルが一度もリードを譲ることなく試合を支配しました。
第3クォーターに入ると、ストームは攻撃のギアを上げます。両チームの得点差は徐々に開いていき、第4クォーター残り7分13秒、オグウミケが決めた3ポイントシュートで19点差まで広がりました。これが試合最大のリードとなります。
終盤、スカイが追い上げを見せたものの、ストームは冷静にゲームコントロール。最終的に94-88で勝利を収め、シーズン成績を18勝18敗のイーブンに戻しました。一方のスカイは8勝26敗となり、直近14試合で13敗という厳しい状況が続いています。
注目選手・スタッツ
シアトル・ストーム
- スカイラー・ディギンズ:24得点、6アシスト(キャリア通算アシスト数1,714で歴代7位に浮上)
- ネカ・オグウミケ:21得点、2スティール(キャリア通算スティール658で歴代5位)
- ドミニク・マロンガ:15得点、7リバウンド、キャリアハイ3ブロック(20歳未満で100フィールドゴール達成のWNBA史上初記録)
- ブリトニー・サイクス:12得点
- エジ・マグベゴー:11得点、8リバウンド、4ブロック
シカゴ・スカイ
- エンジェル・リース:19得点(背中の怪我から7試合ぶりの復帰)
- アリエル・アトキンス:19得点
- キア・ナース:13得点
- カミラ・カルドーソ:10得点、6リバウンド、6アシスト、3ブロック
- エリザベス・ウィリアムズ:10得点、9リバウンド
試合後のコメント
19歳のルーキー、ドミニク・マロンガは、この試合で7/13のフィールドゴール成功率を記録し、20歳未満で100本のフィールドゴールを達成した史上初のWNBA選手となりました。第2クォーター序盤の連続得点でチームに流れを呼び込み、攻守両面で大きな存在感を示しました。
ディギンズは6アシストを記録し、ベッキー・ハモンの1,708アシストを上回り、WNBA歴代単独7位に浮上。オグウミケも2スティールを記録し、シェリル・スウープスを抜いて歴代5位となる658スティールに到達するなど、ベテラン勢が記録面でも充実した内容となりました。
ストームは次戦、8月23日にダラスで試合を行います。一方のスカイは8月21日にニューヨークでリバティと対戦します。プレーオフ進出を目指すストームにとって、この勝利は大きな意味を持つものとなりました。

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