試合展開
8月21日(現地時間)、ブルックリンのバークレイズ・センターで行われたシカゴ・スカイ対ニューヨーク・リバティの一戦は、スカイにとって待望の勝利となりました。
試合は序盤から一進一退の攻防が繰り広げられ、21回のリードチェンジと11回のタイという激しい展開となりました。両チームともに譲らず、第3クォーターまでは接戦が続きました。
第4クォーターに入っても拮抗した展開は変わらず、残り2分23秒でサブリナ・イオネスクがフリースローを2本決めて、リバティが85-83とリードを奪います。しかし、ここからがスカイの見せ場となりました。
アリエル・アトキンスがレーンでランナーショットを決め、さらにエマ・メスマンのスクリーンを通り抜けてファウルを誘い、フリースローを1本決めて残り1分35秒で86-85と逆転に成功します。その後、リバティは残り時間でフィールドゴールを決めることができず、スカイが8-0のランで締めくくり、91-85で勝利を収めました。
この勝利により、スカイは5連敗を止め、シーズン通算成績を9勝26敗としました。また、リバティに対する5連敗も止めることに成功しました。
注目選手・スタッツ
シカゴ・スカイ
- カミラ・カルドーゾ:22得点、キャリアハイ16リバウンド、5アシスト(フィールドゴール8/9、フリースロー6/6)
- エンジェル・リース:21得点、10リバウンド(ダブルダブル達成)
- アリエル・アトキンス:19得点(第4クォーターで9得点)
- ミカエラ・オニエンウェレ:13得点
- チーム全体:ペイント内得点52点(シーズンハイ)、フィールドゴール成功率50%(31/62)
ニューヨーク・リバティ
- ジョンケル・ジョーンズ:25得点(キャリアハイタイの3ポイント5本成功)
- サブリナ・イオネスク:16得点
- ナターシャ・クラウド:14得点
- ブリーナ・スチュワート:膝の怪我で欠場
- チーム全体:前半3ポイント10/20、後半3ポイント3/17(18%)
試合後のコメント
スカイのタイラー・マーシュ監督は「JJとメスマンという、このリーグでも最高クラスの選手たちを上回るのは簡単な仕事ではありません」と、カルドーゾとリースの活躍を称賛しました。
カルドーゾは試合後、自身のパス能力について「私の過小評価されている部分だと思います」と語り、チームへの貢献度の高さをアピールしました。リースも健康な状態で出場できたことで、チームに勢いをもたらしました。
リバティは前半に3ポイントシュートが好調でしたが、後半は17本中3本(18%)と急激に成功率が落ち込んだことが敗因となりました。また、リバウンドでスカイに42-27と大きく負けたことも響きました。

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