試合展開
8月19日(現地時間)、ワシントンD.C.のケアファースト・アリーナで行われたコネチカット・サン対ワシントン・ミスティクスの一戦は、サンにとって待望の勝利となりました。
第1クォーター序盤、ミスティクスが13-5のランで幕を開け、サンは早々にタイムアウトを余儀なくされました。ミスティクスはフィールドゴール成功率75%(6/8)という高確率でスタートし、対するサンはわずか28.6%(2/7)と苦戦しました。しかし、サンは終盤に16-10のランで追い上げ、23-21と2点差で第1クォーターを終えます。
第2クォーターに入ると、サニヤ・リバースが同点弾を決め、23-23とします。続いてアリーヤ・エドワーズが連続得点を挙げ、27-23とサンがリードを奪いました。その後、サンは10-2のランでリードを31-25に広げます。前半終了間際には9-0のランを見せ、47-35という12点リードで前半を折り返しました。
第3クォーター開始直後、サンは11-0のランを継続し、51-35まで差を広げます。ミスティクスも反撃に転じ、一時55-49まで迫りましたが、オリビア・ネルソン=オドダとレイラ・ラカンの活躍でサンは再び59-49と二桁リードを確保。第3クォーターを62-51で終えます。
第4クォーターでもサンはリードを保ち続け、最終的に80-69で勝利を収めました。
注目選手・スタッツ
コネチカット・サン
- サニヤ・リバース:17得点、4リバウンド(ベンチから出場でチーム最多得点)
- オリビア・ネルソン=オドダ:15得点、9リバウンド、4アシスト(ベンチから出場)
- ティナ・チャールズ:13得点、9リバウンド
- レイラ・ラカン:8得点、チーム最多5アシスト、チーム最多4スティール
- アリーヤ・エドワーズ:8得点(古巣対戦で16分間出場)
- リンジー・アレン:重要な3ポイントシュートを成功
ワシントン・ミスティクス
- ソニア・シトロン:19得点、3アシスト(ルーキー記録更新)
- シャキーラ・オースティン:12得点、7リバウンド
- ジェイド・メルボルン:11得点、4アシスト
- キキ・イリアフェン:9得点、12リバウンド
- サグ・サットン:チーム最多7アシスト
試合後のコメント
サンのベンチメンバーが45得点を挙げ、ミスティクスのベンチの11得点を大きく上回った点が勝因の一つとなりました。5月30日のインディアナ戦以来となるロード勝利を挙げたサンは、シーズン通算成績を7勝27敗、ロード成績を2勝15敗としました。
注目のルーキー対決では、ミスティクスのソニア・シトロンがフランチャイズのルーキー最多得点記録を更新しました。シトロンは今季35試合で537得点を記録し、レジェンドのシャミーク・ホルドスクロー(31試合で525得点)を上回りました。
また、アリーヤ・エドワーズが古巣ミスティクス戦に出場し、2週間前のトレード期限でコネチカットに移籍してから初めてワシントンに戻ってきました。エドワーズは「めまぐるしい展開でした」と首都への帰還について語っています。
両チームは8月21日に再戦することになっており、コネチカットのホームで行われる予定です。

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