試合展開
8月23日、ワシントンD.C.のケアファースト・アリーナで行われた一戦で、ラスベガス・エーシズがワシントン・ミスティックスを91-81で下し、WNBA今シーズン最長となる10連勝を達成しました。
試合序盤は、ミスティックスが素晴らしいスタートを切りました。第1クォーター序盤に15点差という大量リードを奪い、26-19で第1クォーターを終えました。両チームとも3ポイントシュートは1本、フィールドゴールは8本でしたが、ミスティックスがフリースロー12本中9本を成功させたことが差となりました。
しかし第2クォーター、エーシズが反撃を開始しました。エイジャ・ウィルソンがこのクォーターだけで11得点を挙げ、チームは12点差をつけて44-39とリードして前半を終えました。ミスティックスはフィールドゴールを2本しか決められず、フリースロー19本中16本成功に頼る展開となりました。
第3クォーター終了時には68-61とエーシズがリードを保ち、第4クォーターではウィルソンがさらに10得点を追加しました。第4クォーター序盤にウィルソンが連続で3ポイントプレーを決めると、試合の流れは完全にエーシズに傾きました。最大18点差まで広がり、ミスティックスの反撃を許しませんでした。
注目選手・スタッツ
ラスベガス・エーシズ
- エイジャ・ウィルソン: 36得点、13リバウンド、2スティール、2ブロック(フィールドゴール22本中14本成功、64%)、今シーズン19回目のダブルダブル
- ダナ・エバンス: ベンチから21得点(23分間出場、3ポイント6本中5本成功、フィールドゴール11本中8本成功)
- ジャッキー・ヤング: 10得点、8アシスト、6リバウンド
- チーム統計: 3ポイントシュート20本中10本成功(50%)、フィールドゴール全体で52%の成功率
ワシントン・ミスティックス
- キキ・イリアフェン: 21得点、キャリアハイの15リバウンド(今シーズン14回目のダブルダブル、フランチャイズ記録まであと1)
- シャキーラ・オースティン: 18得点
- ソニア・シトロン: 13得点
- チーム状況: 16勝21敗で過去10試合で3勝のみ
連勝記録
- エーシズの10連勝はWNBA今シーズン最長
- ラスベガス移転後の単一シーズン最長連勝記録
- 2021年以来のWNBA最長連勝タイ記録
試合後のコメント
ベッキー・ハモン監督は試合後、ウィルソンのMVPについて聞かれると「私の心には全く疑いがありません」と断言しました。「エイジャ・ウィルソンと同じくらい良い選手は誰ですか?そこから会話を始めるべきです。それが答えです。彼女はすべての主要な統計カテゴリーでトップ3に入っていますが、最も重要なのは効率性です。彼女は効率性でナンバーワンです」と続けました。
ハモン監督はさらに「時々、スタットシートを見下ろすと『おお、彼女が36点や34点取っている』と気づきます。でも気づかないことさえあります。なぜならそれがとても普通になってしまったからです」と、ウィルソンの安定した活躍を称賛しました。
エバンスは試合後、ウィルソンについて触れ「今年の浮き沈みを通して私を励ましてくれました」と感謝の言葉を述べました。
ウィルソン自身は、試合後に若いファンと交流する時間を持ち「もし私がコートを走り回るのを見て、彼らが夢を信じるチャンスを与えることができるなら、それが大好きです。私の最大のアドバイスは、自分に正直でいることです。誰にもあなたの目標や夢から揺さぶられないでください」と語りました。

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