試合展開
月曜日の夜、バークレイズセンターで行われた試合で、ニューヨーク・リバティがコネチカット・サンを81対79で下しました。リバティ(23勝15敗)は2連敗をストップし、サン(9勝28敗)はシーズンベストとなっていた3連勝が途切れました。
第1クォーターは、ジョンクエル・ジョーンズとブリアナ・スチュワートがリードしてリバティが27対15と大きくリードしました。しかし、第2クォーターでサンが反撃。試合直前まで出場が危ぶまれていたレイラ・ラカンが躍動し、ハーフタイムには37対36まで詰め寄りました。
第3クォーターはサンがペースを掴み、アニーサ・モローが3本のスリーポイントを決めて49対46とリード。両チームが激しく競り合い、第3クォーター終了時点でサンが59対58とわずかにリードしていました。
勝負の第4クォーターで、ジョーンズのスリーポイントから始まったリバティの反撃が実を結びます。残り3分47秒、サブリナ・イオネスクが4本のフリースローを決め、エマ・メッセマンがレイアップを決めて9対0のランで74対66とリードを広げました。
サンは最後まで食い下がり、残り23.6秒にアーリヤ・エドワーズのフリースローで81対79まで迫りました。その後、イオネスクが時計を進めましたが、スチュワートがラカンにボールを奪われてしまいます。ラカンがコート全体を駆け抜けましたが、イオネスクが猛追して残り2.2秒でボールをスティール。この守備が決め手となり、リバティが逃げ切りました。
注目選手・スタッツ
ニューヨーク・リバティ
- ブリアナ・スチュワート:19得点、5リバウンド(右膝の骨挫傷から13試合ぶりの復帰、出場時間21分に制限)
- ジョンクエル・ジョーンズ:18得点、11リバウンド(ダブルダブル、リバティはジョーンズがダブルダブルを記録した試合で33勝0敗)
- サブリナ・イオネスク:11得点、9アシスト、7リバウンド(足の負傷から復帰)
- エマ・メッセマン:終盤の重要なレイアップ
コネチカット・サン
- レイラ・ラカン:22得点(キャリアハイタイ、前試合で右目を負傷し出場が危ぶまれていた)
- アニーサ・モロー:18得点、15リバウンド(第3クォーターで3本のスリーポイント)
- アーリヤ・エドワーズ:終盤の重要なフリースロー
試合後のコメント
スチュワートは試合前に「プレーオフに向けてのプッシュのために復帰したい」と語っていました。4週間のリハビリを経て「戻れて嬉しい」と復帰の喜びを表現しました。制限時間内での出場でしたが、チーム最多の19得点を挙げる活躍を見せました。
リバティにとって、スチュワートとイオネスクの同時復帰は大きな追い風となります。残り7試合でプレーオフに向けた態勢を整え、ディフェンディングチャンピオンとして連覇を目指します。
一方のサンは、ラカンとモローといった若手選手の成長が光る試合となりました。特にラカンは目の負傷を抱えながらもキャリアハイタイの22得点を記録し、将来への希望を見せました。

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