試合展開
フェニックス・マーキュリーが8月26日(日本時間27日)、ロサンゼルスのクリプトコム・アリーナでスパークスと対戦し、92-84で勝利を収めました。この勝利により、マーキュリーは23勝14敗となり、ニューヨーク・リバティ(23勝15敗)を抜いてWNBA順位表で単独4位に浮上しました。
試合序盤からマーキュリーは安定した攻撃を展開しました。特にサミ・ウィットコムが序盤から3ポイントシュートを次々と決め、最初の6本のうち5本を成功させる驚異的な確率を見せました。中盤以降もマーキュリーはリードを保ち続け、アリッサ・トーマスの巧みなゲームメイクによって攻守のバランスを保ちました。
第4クォーター残り2分50秒、トーマスがレーンでのシュートを決めてトリプルダブルを達成する瞬間は、会場全体が彼女の歴史的偉業を称えました。スパークスも最後まで追い上げを見せましたが、マーキュリーの堅実な守備と効率的な攻撃を崩すことはできませんでした。
注目選手・スタッツ
フェニックス・マーキュリー
- アリッサ・トーマス: 12得点、16リバウンド、15アシストでWNBAシングルシーズン記録となる7回目のトリプルダブルを達成しました
- サトウ・サバリー: チーム最多の19得点を記録しました
- カーレア・カッパー: 18得点で攻撃をサポートしました
- サミ・ウィットコム: 3ポイントシュート5本成功を含む17得点を挙げました
- デワナ・ボナー: 14得点を追加しました
ロサンゼルス・スパークス
- リケア・ジャクソン: 前試合でダラス・ウィングス戦で25得点を挙げた勢いを見せましたが、マーキュリーの守備に苦しみました
- スパークスは西地区で7勝12敗と苦戦が続いています
試合後のコメント
アリッサ・トーマスはWNBA史上初めて、1試合で最低10得点、15リバウンド、15アシストを記録した選手となりました。2023年に自身が記録したシーズン6回のトリプルダブル記録を更新し、新たな金字塔を打ち立てました。
マーキュリーのネイト・ティベッツ監督は試合前、トーマスについて「彼女の偉大さは十分に語られていないかもしれません。毎晩見せる彼女の集中力、意欲、そして決意には感銘を受けています」と話していました。
マーキュリーは過去9試合で6勝を挙げており、リーグ上位に向けて着実に歩みを進めています。次戦は8月28日(日本時間29日)に本拠地でシカゴ・スカイと対戦します。一方、スパークスはこの敗戦で17勝18敗となり、プレーオフ進出に向けて厳しい戦いが続きます。

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