試合展開
8月27日、テキサス州アーリントンのカレッジパーク・センターで行われた一戦で、コネチカット・サンがダラス・ウィングスを101-95で破り、今季最多得点を記録しました。
開始直前、ウィングスのエース、ペイジ・ベッカーズが体調不良のため急遽欠場となり、グレース・バーガーがスタメン入りします。この予想外の展開にも関わらず、ウィングスは第1クォーターを30-21とリードして終えます。ヘイリー・ジョーンズが8得点、アジア・ジェームズとマイシャ・ハインズ=アレンがそれぞれ7得点を記録し、素晴らしいスタートを切りました。
しかし第2クォーターと第3クォーターで状況は一変します。サンが中盤の2つのクォーターで62-40という圧倒的なスコアを記録し、試合の主導権を完全に握りました。フリースローでも27本中29本を成功させる精度を見せます。
第4クォーターでウィングスが必死の追い上げを見せます。ジェームズのアンドワンから始まった12-0のランで一気に流れを引き寄せ、残り1分を切ったところでエイミー・オコンクウォのフリースロー2本が決まり95-93と2点差まで詰め寄りました。しかし最後はマリーナ・メイブリーとティナ・チャールズがフリースローを確実に決め、サンが逃げ切りました。
注目選手・スタッツ
コネチカット・サン
- レイラ・ラカン:22得点、6アシスト、4スティール
- マリーナ・メイブリー:18得点(試合終盤の重要なフリースロー2本成功)
- ティナ・チャールズ:18得点
- アニーサ・モロー:18得点、15リバウンド
ダラス・ウィングス
- アジア・ジェームズ:22得点、6アシスト、5リバウンド、1スティール(今季唯一の20得点以上、5アシスト以上、3本以上の3Pを複数回記録したルーキー)
- マイシャ・ハインズ=アレン:18得点(シーズンハイ)、7リバウンド、2ブロック
- エイミー・オコンクウォ:14得点(キャリアベスト、2試合連続二桁得点)
- マディ・シーグリスト:10得点
- ヘイリー・ジョーンズ:10得点
試合後のコメント
ウィングスのクリス・コクレーネス監督は第4クォーターでのチームの戦いぶりを称賛しました。「第4クォーターの守備での粘りと得たストップは素晴らしかった。ショットクロック違反を取れたのは良かったです」と語りました。
シーグリストは守備面での課題を指摘しています。「最後に守備でストップを取れましたが、101得点を許したのは良い守備とは言えません。試合に勝ちたいなら、もっと良くなる必要があります」
ジョーンズは試合の流れについて分析しました。「序盤はボールがよく動き、良いプレーができました。第1クォーターと第4クォーターは守備で良い強度を見せましたが、第2クォーターで相手がランを作った時、昔の悪い癖が出てしまいました」
オコンクウォは第4クォーターの追い上げについて語りました。「守備の強度を上げて、より多くのストップを取れました。相手を最も低い得点のクォーターに抑えましたが、最後に詰めの部分でミスをしてしまい、それが痛手となりました」

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