試合展開
8月28日、フェニックスのPHXアリーナで行われた一戦で、フェニックス・マーキュリーがシカゴ・スカイを83-79で破りました。今季15回目の満員となった10,445人の観客が見守る中、白熱した試合が展開されました。
第1クォーター、スカイが最大11点差をつけ、22-17とリードして終えます。好調な滑り出しでした。
第2クォーター、31歳の誕生日を迎えたカーレア・カッパーが爆発します。このクォーターだけで10得点を記録し、そのうち8得点は12-0のランの中で生まれました。マーキュリーはこのクォーターを20-8で制し、前半を37-30のリードで折り返します。
第3クォーター、マーキュリーは最大10点差まで広げますが、スカイも粘り強く追いかけ、61-55で最終クォーターへ突入します。
第4クォーター、キア・ナースの3ポイントシュートで始まり、マーキュリーが6連続得点で応酬。しかしスカイも諦めず、残り3分34秒でナースのバスケットにより71-71の同点に追いつきます。
試合終盤、ナターシャ・マックが2つのオフェンシブリバウンドとキャリアハイの5つ目のブロックを記録。アリッサ・トーマスも2つのオフェンシブリバウンドとバスケットを決め、最後はサトウ・サバリーが残り6秒でフリースロー2本を沈めて勝利を決定づけました。
注目選手・スタッツ
フェニックス・マーキュリー
- カーレア・カッパー:28得点(31歳の誕生日)
- ナターシャ・マック:10得点、12リバウンド(初のキャリアダブルダブル、キャリアハイ5ブロック)
- アリッサ・トーマス:15得点、9リバウンド
- デワナ・ボナー:5スティール(チーム全体で17スティール)
- サトウ・サバリー:終盤の決定的なフリースロー2本
シカゴ・スカイ
- キア・ナース:17得点(FG 6/8、3P 5本)
- エンジェル・リース:15得点、20リバウンド(オフェンシブリバウンド8本)
- カミラ・カルドソ:15得点
- アリエル・アトキンス:試合通算での貢献
試合後のコメント
試合後の公式コメントは現時点では詳しく公表されていませんが、カッパーにとって31歳の誕生日に28得点という素晴らしいプレゼントとなりました。マックは初のダブルダブルを達成し、キャリアハイの5ブロックも記録するなど、守備面でも大きな貢献を見せました。
マーキュリーはこの勝利で24勝14敗となり、3連勝を飾りました。最近6試合で5勝と好調を維持し、プレーオフに向けて第3シードに並びました。残り6試合でさらなる上位進出を狙います。
一方、スカイは9勝29敗となり、すでにプレーオフ進出の可能性は消滅していますが、リースの20リバウンドという活躍やナースの好シュートなど、来季に向けて明るい材料も見せました。今季4度目の対戦でマーキュリーが4戦全勝となり、平均14点差での勝利を収めています。

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