試合展開
8月28日、ミネアポリスのターゲット・センターで行われた注目の一戦で、シアトル・ストームがミネソタ・リンクスを93-79で破る大番狂わせを演じました。
第1クォーター、リンクスが18-2のランを見せ、25-12と圧倒的なリードを築きます。ホームで18勝1敗という驚異的な成績を誇るリンクスが、その強さを見せつけました。
第2クォーターもリンクスの勢いは止まらず、一時は21点差まで広げます。前半終了時点では、コートニー・ウィリアムズが16得点、4リバウンド、6アシストという活躍を見せ、ケイラ・マクブライドも3ポイントシュート4本中4本成功で12得点を記録していました。
しかし後半、試合は劇的に動きます。第3クォーターからストームが反撃を開始し、徐々に点差を詰めていきます。
第4クォーター、スカイラー・ディギンズが爆発します。後半だけで19得点を記録し、チームを牽引しました。ストームは見事に21点差を跳ね返し、93-79という逆転勝利を収めました。
注目選手・スタッツ
シアトル・ストーム
- スカイラー・ディギンズ:23得点(後半19得点)
- ネカ・オグミケ:12得点、9リバウンド
- ギャビー・ウィリアムズ:前半8得点をリード
- ブリトニー・サイクス:12.7得点平均(シーズン)
ミネソタ・リンクス
- コートニー・ウィリアムズ:前半16得点、4リバウンド、6アシスト(FG 6/7、3P 2/3)
- ケイラ・マクブライド:前半12得点(3P 4/5)
- ナフィーサ・コリアー:前半9得点、5リバウンド
- アリアナ・スミス:試合通算での活躍
試合後のコメント
試合前、ストームのオグミケは火曜日のインディアナ戦での不甲斐ない敗戦(95-75)について言及していました。「火曜日に起きたことの言い訳は、相手のエネルギーに合わせられなかったこと以外にありません。私の知る限り、みんな準備はできていました。でも、相手のエネルギーに匹敵するか、それを超えるような状態に持っていく必要があります」
ノエル・クイン監督も試合前に警鐘を鳴らしていました。「エネルギーレベルが必要なところまで達していませんでした。ジャンプボールから始まっているんです」
その言葉通り、ストームは後半から別のチームのようなエネルギーを見せ、見事な逆転勝利を収めました。この勝利でストームは21勝19敗となり、プレーオフ最後の枠を争うゴールデンステート・バルキリーズと並んでいます。一方、リンクスは30勝8敗となり、第1シードの座は次戦に持ち越しとなりました。

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