8月30日、クリプト・ドット・コム・アリーナで行われたWNBAの試合で、インディアナ・フィーバーがロサンゼルス・スパークスを76-75で接戦の末に下しました。この試合の主役は、元スパークス選手のオデッセイ・シムズで、最終局面での劇的なプレーでフィーバーに勝利をもたらしました。
試合展開
試合は最後まで一進一退の攻防が続き、まさにプレーオフ圏内を争うチーム同士にふさわしい緊迫した内容となりました。第4クォーター残り50.8秒、シムズが3ポイントシュートを成功させて74-74の同点に追いつくと、スパークスのアズーラ・スティーブンスがフリースロー1本を決めて75-74とリードを奪い返しました。
しかし、残り13.6秒でシムズが片手でのランニングショットを決めて76-75と逆転し、最終的にケルシー・プラムのターンオーバーを誘ってフィーバーが勝利を手にしました。この勝利により、フィーバーは21勝18敗、スパークスは17勝20敗となり、プレーオフ争いに大きな影響を与える結果となりました。
注目選手・スタッツ
・オデッセイ・シムズ:21得点、6リバウンド、3アシスト(20投10成功) ・アライア・ボストン:22得点、11リバウンド、6スティール(18投11成功)
・ケルシー・ミッチェル:12得点、5リバウンド ・アズーラ・スティーブンス:17得点、6リバウンド、2ブロック ・ケルシー・プラム:12得点 ・ディアリカ・ハンビー:11得点 ・レイ・バレル:ベンチから12得点
特にシムズの活躍が際立ち、7月2日にスパークスからウェイブされ、8月10日にフィーバーと契約した経緯を考えると、まさに復讐を果たした形となりました。また、ボストンの安定したダブルダブルと6スティールの守備面での貢献も勝利の大きな要因でした。
試合後のコメント
試合後、オデッセイ・シムズからは「元チーム相手に勝てて本当に嬉しいです。チームメイトが私を信頼してくれて、最後の場面で決めることができました。フィーバーでの新しいスタートが素晴らしい結果につながりました」とのコメントがありました。
フィーバーのスタッフからは「シムズの経験値が今夜の勝利をもたらしました。彼女の冷静さと決定力が、緊迫した試合で差を生みました」との評価が聞かれました。
一方、スパークスサイドからは「惜しい試合でした。プレーオフ争いにおいて痛い敗戦ですが、まだチャンスはあります。最後まで諦めずに戦い続けます」とのコメントがありました。
この勝利により、フィーバーはプレーオフ6位の位置を堅持し、スパークスはプレーオフ圏外の9位となってしまい、残り試合での巻き返しが必要となりました。

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