8月30日、フェニックスで行われたWNBAの試合で、フェニックス・マーキュリーがディフェンディングチャンピオンのニューヨーク・リバティを80-63で撃破し、大きな番狂わせを演じました。この勝利により、マーキュリーは4連勝を達成し、25勝14敗でアトランタと3位タイに並び、プレーオフの上位シード獲得に向けて重要な勝利を収めました。
試合展開
試合は序盤から一進一退の攻防が続き、9回のリードチェンジと9回の同点という激しい戦いが繰り広げられました。しかし、第3クォーター終盤から第4クォーター序盤にかけてのマーキュリーの攻撃的なランが勝負を決定づけました。
キャサリン・ウェストベルドとカーレア・カッパーが29秒間で連続3ポイントを決めて51-48とリードを奪うと、マーキュリーは一気に15-1のランを展開しました。このラン中、デワナ・ボナーがスティールからの速攻レイアップを決め、さらに3ポイントも成功させて第4クォーター開始1分足らずで11点差まで広げました。この勢いをリバティは止めることができませんでした。
注目選手・スタッツ
・カーレア・カッパー:22得点(3ポイント5本成功) ・アリッサ・トーマス:14得点、9アシスト ・サトー・サバリー:14得点 ・ナターシャ・マック:8得点、10リバウンド(オフェンシブリバウンド7本)、4ブロック ・デワナ・ボナー:9得点、7リバウンド
マーキュリーは特に3ポイントシュートでリバティを圧倒し、カッパーの5本成功を筆頭にチーム全体で効率的な外角シュートを連発しました。また、ナターシャ・マックの10リバウンドは全てオフェンシブリバウンド7本を含む支配的なパフォーマンスで、セカンドチャンスポイントでも大きな差をつけました。
試合後のコメント
試合後、フェニックス・マーキュリーのカーレア・カッパーからは「今夜は3ポイントシュートがよく入りました。チーム全員が機能し、特に第3クォーター終盤からの流れを掴めたことが勝利につながりました」とのコメントがありました。
マーキュリーのヘッドコーチからは「ディフェンディングチャンピオン相手にこのような完勝ができたことは、チームの成長を示しています。プレーオフに向けて大きな自信になりました」との満足そうな表情が見られました。
一方、ニューヨーク・リバティからは「今夜はマーキュリーの方が良いバスケットボールをしました。我々は攻撃のリズムを掴めず、特に第3クォーター終盤の失点が痛かったです。次の試合に向けて修正していきます」とのコメントがありました。
この勝利により、マーキュリーは2位のラスベガス・エーシズまで0.5ゲーム差、5位のリバティには1.5ゲーム差をつけ、プレーオフの上位シード獲得に向けて有利なポジションに立ちました。

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