9月2日、チェイス・センターで行われたWNBAの試合で、ゴールデンステート・ヴァルキリーズがディフェンディングチャンピオンのニューヨーク・リバティを66-58で撃破し、拡張球団初年度での大番狂わせを演じました。この勝利により、ヴァルキリーズは22勝18敗として、プレーオフ進出に向けて大きく前進しました。
試合展開
試合は序盤からタイトなディフェンシブゲームとなりましたが、第2クォーターでヴァルキリーズが爆発的な攻撃力を見せました。リバティが今シーズン最悪となる8得点しか挙げられない中、ヴァルキリーズは26得点を叩き出し、一気に試合の流れを掴みました。
前半終了時点で40-26と14点差をつけたヴァルキリーズは、後半もリバティの反撃を許さず、最終的に8点差での勝利を収めました。特に守備面での集中力が際立ち、王者リバティの攻撃陣を完全に封じ込めました。
リバティは主力のサブリナ・イオネスクが怪我で欠場し、過去5試合で4試合目の欠場となる中での戦いでしたが、それを考慮してもヴァルキリーズの完璧なゲームプランが光った試合でした。
試合後のコメント
試合後、ゴールデンステート・ヴァルキリーズのナタリー・ナカセ・ヘッドコーチからは「ディフェンディングチャンピオン相手にこのような勝利を収められて誇らしいです。第2クォーターの攻防が全てを決めました。拡張球団初年度でこの結果は選手たちの努力の賜物です」とのコメントがありました。
ヴェロニカ・バートンからは「チーム全体が素晴らしい集中力を見せました。特に守備面で王者を58得点に抑えたことは大きな自信になります。プレーオフ進出に向けて弾みをつけることができました」との力強い発言が聞かれました。
一方、ニューヨーク・リバティからは「今夜はヴァルキリーズの方が良いバスケットボールをしました。我々は攻撃のリズムを掴めず、特に第2クォーターの失点が致命的でした。プレーオフ進出は決まりましたが、課題を修正していきます」とのコメントがありました。
皮肉にも、この敗戦と同時にリバティはプレーオフ進出を決定しましたが、レギュラーシーズン終盤での苦戦ぶりは今後の課題となりそうです。

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