試合展開
第2シードのラスベガス・エーシズが、シアトル・ストームを102-77で圧倒し、連勝記録を17に伸ばしました。これは2001年のロサンゼルス・スパークスが記録したWNBA史上最長の18連勝にあと1勝と迫る記録です。
試合は序盤からエーシズのペースで進みました。第1クォーター中盤、元ストームのジュエル・ロイドがベンチから登場し7連続得点を記録。続いてエイジャ・ウィルソンが4得点を追加し、11-0のランで一気に流れを掴みました。
第1クォーター終了時には22-12と10点リードを奪い、第2クォーターにはストームをわずか13得点に抑え、ハーフタイムには45-25と20点差をつけました。
第2クォーター序盤にストームがネカ・オグウミケとエリカ・ウィーラーの連続ジャンパーで22-17と5点差まで詰め寄りましたが、エーシズは即座に9-0のランで応戦。その後は一度も12点差以内に詰め寄られることなく、完勝を収めました。
エーシズは3ポイントシュートが絶好調で、29本中14本(48.3%)を成功させました。
注目選手・スタッツ
- エイジャ・ウィルソン(エーシズ):29得点、MVP候補の実力を見せつける
- ジャッキー・ヤング(エーシズ):18得点、7アシスト、5リバウンド、4スティール、3ポイント4/6成功
- ジュエル・ロイド(エーシズ):14得点、3ポイント3/6成功、古巣相手に躍動
- デイナ・エバンス(エーシズ):13得点、3ポイント3/6成功
- ナリッサ・スミス(エーシズ):11得点、9リバウンド
- ギャビー・ウィリアムズ(ストーム):16得点でチームトップ
- ドミニク・マロンガ(ストーム):12得点、11リバウンドのダブルダブル
- スカイラー・ディギンズ(ストーム):12得点
- ネカ・オグウミケ(ストーム):11得点、8リバウンド
- ブリトニー・サイクス(ストーム):15分間で5ファウル、無得点でファウルアウト
試合後のコメント
エーシズは16連勝でプレイオフに突入し、レギュラーシーズン後半は19勝3敗という驚異的な成績を残しました。オールスターブレイク後の成績はリーグ最高で、完全に調子を取り戻しています。
ウィルソンの圧倒的なパフォーマンスは、MVP候補としての実力を改めて証明するものでした。チーム全体の3ポイントシュートの好調さも勝因の一つで、特にベンチからの貢献が光りました。
ストームはレギュラーシーズンでエーシズと2勝2敗の五分の成績でしたが、プレイオフの舞台では地力の差が出た形となりました。リーグトップの平均12.9得点のファストブレイクも、エーシズの堅守の前に封じられました。
エーシズはあと1勝でWNBA史上最長タイの18連勝に並びます。
Game 2は9月16日(火)午後6時30分から、シアトルのクライメート・プレッジ・アリーナで行われます。ストームはホームで巻き返しを図ります。

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