試合展開
第3シードのアトランタ・ドリームが、インディアナ・フィーバーを80-68で破り、2018年以来となるプレイオフ勝利を飾りました。
試合は拮抗した展開で進みましたが、第3クォーター序盤が転機となります。ブリオナ・ジョーンズがタイブレイクのレイアップを決め、続いてアリーシャ・グレイがプルアップジャンパーを沈めます。そしてライン・ハワードが3ポイントシュートを決めて47-40とリードを広げました。
この7-0のランでリズムを掴んだドリームは、その後一度もリードを許すことなく試合をコントロールしました。第4クォーターでもアクセルを緩めることなく、着実に点差を広げて勝利を確実なものにしました。
フィーバーは主力のケイトリン・クラークが7月中旬に負った鼠径部の負傷でプレイオフ全試合を欠場することになり、得点力不足に苦しみました。
注目選手・スタッツ
- アリーシャ・グレイ(ドリーム):20得点、攻守にわたる活躍
- ライン・ハワード(ドリーム):20得点、重要な場面で3ポイントシュート成功
- ナズ・ヒルモン(ドリーム):16得点、9リバウンド、AP年間最優秀シックスマン賞受賞者の実力を発揮
- ブリオナ・ジョーンズ(ドリーム):第3クォーターの流れを変える重要なバスケット
- ケルシー・ミッチェル(フィーバー):27得点の奮闘も及ばず
- オデッセイ・シムズ(フィーバー):10得点
- アリーヤ・ボストン(フィーバー):8得点、12リバウンド、5アシストとオールラウンドな活躍
ドリームはプレイオフ経験が少ないチームながら、第4クォーターで経験不足を感じさせない落ち着いたプレーを見せました。チーム全体のプレイオフ経験は合計149試合と、出場チーム中3番目に少ないものでしたが、プレッシャーのかかる場面でも冷静さを保ちました。
歴史的に、ベスト・オブ・スリーシリーズでGame 1を制したチームは71%の確率でシリーズを勝ち抜いており、ドリームにとって大きなアドバンテージとなります。
フィーバーは昨シーズンもプレイオフでスイープされており、2016年以来プレイオフで勝利がありません。ダミリス・ダンタス(脳震盪プロトコル)がGame 2までに復帰できれば、ドリームの強力なフロントコートに対抗する上で重要な戦力となります。
Game 2は9月16日(火)午後7時30分から、インディアナポリスで行われます。フィーバーはホームで巻き返しを図ります。

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