試合展開
2025年9月17日、カリフォルニア州サンノゼのSAPセンターで行われたWNBAプレーオフ第1ラウンド第2戦で、第1シードのミネソタ・リンクスが第8シードのゴールデンステート・バルキリーズを75対74の僅差で破り、準決勝進出を決めました。
18,543人の満員の観客が見守る中、バルキリーズは第3クォーター終了時点で63-49とリードを保っていました。モニーク・ビリングスが第3クォーター終了直前にリバウンドから得点し、さらにフリースローも決めて3点プレーを完成させ、大きなリードを築いていました。
しかし第4クォーターに入ると、リンクスが怒涛の追い上げを見せます。残り8分30秒、ダイジョナイ・キャリントンがバンクショットで3ポイントを決めて63-56と7点差に迫り、残り7分19秒にはケイラ・マクブライドのジャンパーで5点差となりました。
最終的に、残り3分18秒にキャリントンが左コーナーから3ポイントを決めて70-69と1点差まで迫り、残り2分48秒にマクブライドがスクープショットで逆転。そして残り1分24秒、ナフィーサ・コリアーが18フッターを決めて決勝点となりました。
バルキリーズは残り4秒でもう一度チャンスがありましたが、セシリア・ザンダラシーニのジャンパーは外れ、リンクスの勝利が確定しました。
注目選手・スタッツ
ミネソタ・リンクス
- ナフィーサ・コリアー:24得点(10/16FG)、後半14得点の大爆発
- ケイラ・マクブライド:18得点、残り2分48秒の逆転スクープショット
- ダイジョナイ・キャリントン:重要な3ポイントシュート2本(左コーナーからのクラッチショット含む)
ゴールデンステート・バルキリーズ
- ベロニカ・バートン:13得点、9アシスト、6リバウンド、4スティール
- モニーク・ビリングス:第3クォーター終了間際の3点プレー
- セシリア・ザンダラシーニ:最後のショットチャンスも実らず
試合後のコメント
エクスパンションチームのバルキリーズは、リーグ史上初めてデビューシーズンでプレーオフに進出するという快挙を成し遂げました。この日も第3クォーターまでは第1シードを圧倒する素晴らしいプレーを見せましたが、最後の10分間でリンクスの底力に屈しました。
一方、リンクスは昨年惜しくも逃したチャンピオンシップを狙うチャンスを得ました。コリアーは第1戦の20得点に続き、この試合でも勝負どころで決定的な仕事をしました。準決勝では、フェニックス・マーキュリーとニューヨーク・リバティの勝者と対戦します。
試合後、ファンたちは「GSV!」のチャントで、歴史的なデビューシーズンを戦ったバルキリーズを称えました。
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