試合展開
第6シードのインディアナ・フィーバーが、9月21日にラスベガスで行われたWNBA準決勝第1戦で、第2シードのラスベガス・エーシズに89-73で勝利しました。
試合序盤、ケルシー・ミッチェルとナターシャ・ハワードの活躍により、フィーバーは8点のリードを奪いました。エーシズはチェルシー・グレイとジャッキー・ヤングの得点で第1クォーター終了時には19-18と1点差まで詰め寄りました。
第2クォーターでもフィーバーは勢いを維持し、ミッチェルが前半だけで17点を挙げてチームをけん引しました。ハーフタイムでフィーバーがリードを保持していました。
第3クォーター、フィーバーのリードが一時3点差まで縮まりましたが、残り2分51秒から11-0のランでリードを14点差に広げました。この勢いで第4クォーターも支配し、最終的に16点差での勝利となりました。
注目選手・スタッツ
インディアナ・フィーバー
- ケルシー・ミッチェル: プレーオフキャリアハイの34得点(FG 12/23、52.2%)、3P 4/6、FT 6/6
- ナターシャ・ハワード: ダブルダブルに迫る活躍でチームに貢献
- アリーヤ・ボストン: 堅実なプレーでチームを支える
- チーム全体: FG 50.0%、3P 31.3%、リバウンド35、ターンオーバー10
ラスベガス・エーシズ
- エイジャ・ウィルソン: MVP受賞直後の試合で19得点にとどまる(FG 9/16)
- チェルシー・グレイ: 序盤は好調もチーム全体の不調に巻き込まれる
- ジャッキー・ヤング: 安定したプレーも勝利には結びつかず
- チーム全体: FG 40.8%、3P 29.4%、リバウンド33、ターンオーバー12
試合後のコメント
ミッチェルは試合後、「私がみなさんに見せているのは、ただ遊び場で子供のようにプレーしようとしているだけです」と語りました。彼女の34得点はフランチャイズ史上2番目に高い得点記録となりました。
エーシズは8月2日にミネソタ・リンクスにWNBA史上最悪となる53点差でホーム敗戦を喫して以来、ホームで負けていませんでした。その後レギュラーシーズンを16連勝で締めくくり、第1ラウンドでシアトル・ストームを破っていました。
フィーバーは6人の選手が故障者リストに載る厳しい状況での勝利でした。クロエ・ビビー(左膝)、ケイトリン・クラーク(右鼠径部)、シドニー・コルソン(左膝)、ソフィー・カニンガム(右膝)、アーリ・マクドナルド(右足)に加え、ダミリス・ダンタスも脳震盪プロトコルに入っていました。

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