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ベッカーズが牽引する2025年オールルーキーチーム発表:歴代3位の新人得点記録も樹立

WNBAは2025年シーズンのオールルーキーチームを発表し、新人王に輝いたダラス・ウィングスのペイジ・ベッカーズがこのスター揃いのグループを率いることとなりました。

豪華な顔ぶれが揃った2025年オールルーキーチーム

今年のオールルーキーチームには、ベッカーズに加えて、ワシントン・ミスティクスのガード、ソニア・シトロンとフォワードのキキ・イリアフェン、シアトル・ストームのセンター、ドミニク・マロンガ、そしてゴールデンステート・ヴァルキリーズのフォワード、ジャネル・サラウンが選出されました。マロンガとサラウンは、それぞれ1年目でチームのプレーオフ進出に貢献しました。

ベッカーズの圧倒的なルーキーシーズン

2025年WNBAドラフト全体1位指名を受けたベッカーズがオールルーキーに選出されるのは予想通りでした。ウィングスのガードは、総得点692点、1試合平均19.2得点でルーキートップを記録しました。

さらに注目すべきは、ベッカーズがWNBA歴代のルーキー得点記録で3位に入ったことです。彼女を上回るのは、昨シーズンのケイトリン・クラークと2006年のシーモン・オーガスタスのみです。UConn出身のベッカーズは、プロ1年目でオールスターチームにも選出されました。

ミスティクスの2人のスター新人

ワシントン・ミスティクスは、2人の新人がオールルーキーチームに選出される快挙を達成しました。

全体3位指名のシトロンは、オールスターにも選出され、1試合平均14.9得点、4リバウンド、2.4アシストを記録しました。ノートルダム出身のシトロンは、3ポイント成功率44.4%を記録し、これはWNBA全体でトップの数字です。シトロンはシーズンを総得点657点で終え、今季ルーキー2位、歴代新人では5位の記録となりました。

一方、USC出身で全体4位指名のイリアフェンも、1年目でオールスターチームに選出されました。彼女は1試合平均13.3得点、8.5リバウンドを記録し、新人得点で3位につけました。イリアフェンは今シーズン、WNBA全体でリバウンドトップ5に入る活躍を見せています。

プレーオフ進出に貢献した新人たち

全体2位指名のマロンガは、1年目からストームの中心選手として活躍し、チームのプレーオフ進出に貢献しました。カメルーン出身の彼女は、1試合平均7.7得点、4.6リバウンドを記録し、フィールドゴール成功率55.1%という高い確率を残しました。また、シアトルで28本のブロックも記録しています。

パリ出身のサラウンは、ヴァルキリーズの記念すべき初年度に、1試合平均11.3得点、5.1リバウンドを記録し、チームのプレーオフ進出を助けました。興味深いことに、サラウンの弟ティジャーンは、6月に行われた2025年NBAドラフトでシャーロット・ホーネッツから全体6位で指名されています。兄妹でプロバスケットボールのドラフト上位指名を受けるという快挙を成し遂げました。

歴史的なルーキークラス

2025年のルーキークラスは、近年のWNBAで最も才能豊かなグループの一つとして記憶されるでしょう。ベッカーズの歴史的な得点記録、シトロンのリーグトップの3ポイント成功率、そして複数の選手がオールスターとプレーオフに進出したという事実が、このクラスの深さと質の高さを物語っています。

特筆すべきは、5人中3人がオールスターに選出され、2人がプレーオフ進出チームに在籍していたという点です。これは、このルーキークラスが単に個人の才能だけでなく、チームへの即戦力として機能したことを示しています。

ミスティクスが2人の新人をオールルーキーチームに送り込んだことは、チームの育成力とドラフト戦略の成功を示す証でもあります。シトロンとイリアフェンの両名がオールスターにも選出されたことで、ワシントンは将来に向けて強固な基盤を築いたといえるでしょう。

2025年のオールルーキーチームは、WNBAの次世代を担うスター候補が揃い踏みした、まさに黄金世代といえる顔ぶれとなりました。


引用: sports.yahoo

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