2025-26シーズンのNBA開幕戦で、ゴールデンステイト・ウォリアーズがロサンゼルス・レイカーズを119-109で下しました。レブロン・ジェームズを欠くレイカーズは、トレード加入のルカ・ドンチッチが43得点の奮闘を見せましたが、ウォリアーズの層の厚さに屈する形となりました。
試合展開
前半は両チーム合わせて27のターンオーバーと27のファウルという荒れた展開となりました。マーカス・スマートは前半だけで4つのファウルを記録し、そのうちの1つはステフィン・カリーを地面に投げつけたフラグラントファウルでした。ドレイモンド・グリーンも第1クォーターにベンチから審判に抗議してテクニカルファウルを取られ、今シーズン初のTを記録しました。
それでもドンチッチがレイカーズを支え続けました。ハーフタイムまでに22得点、7リバウンド、4アシストを記録し、特に前半最後の2分間で12得点を挙げてレイカーズを1点差に留めました。ウォリアーズは55-54とわずか1点リードで前半を折り返しました。
第3クォーター開始直後、ジョナサン・クミンガが爆発しました。ブレイク後の16-4のランの半分を彼が担い、2本の重要な3ポイントシュートを決めてウォリアーズに再び主導権を与えました。ウォリアーズは第3クォーターで23-9のランを展開し、その間レイカーズはドンチッチ以外の選手がスコアできない状況が続きました。マーカス・スマートがフリースローでようやくドンチッチ以外の得点を記録するまで、レイカーズの攻撃は完全にドンチッチ頼みとなっていました。
第4クォーター序盤、レイカーズは一時1桁点差まで迫りました。その後9-0のランで2ポゼッション差まで詰め寄る場面もありましたが、ウォリアーズはドンチッチとレイカーズを腕の届く距離に保ち続け、最終的に10点差で勝利を収めました。カリーは試合終盤、念を押すように深い位置から難しいディフェンスの中3ポイントシュートを決めました。
第3クォーター終了時点でウォリアーズは90-79とリードし、ドンチッチは第3クォーターだけで13得点を記録してレイカーズの25得点中半分以上を占めました。
注目選手・スタッツ
ゴールデンステイト・ウォリアーズ
- ジミー・バトラー:31得点(フリースロー16本中16本成功)、5リバウンド、4アシスト
- ステフィン・カリー:23得点、4アシスト
- ジョナサン・クミンガ:17得点、9リバウンド、6アシスト
- バディ・ヒールド:17得点(3ポイント10本中5本成功、ベンチから)
- ドレイモンド・グリーン:8得点、7リバウンド、9アシスト
ロサンゼルス・レイカーズ
- ルカ・ドンチッチ:43得点、12リバウンド、9アシスト(トリプルダブルまであと1アシスト)
- フィールドゴール27本中17本成功、3ポイント10本中2本成功
- オースティン・リーブス:26得点(うち第4クォーターで13得点)、9アシスト、5リバウンド、5ファウル
- ディアンドレ・エイトン:10得点、6リバウンド
- チーム全体でフリースロー28本中17本のみ成功
まとめ
レブロン・ジェームズは坐骨神経痛で開幕戦を欠場しました。40歳のスーパースターは11月中旬の復帰を目指していると報じられています。これはジェームズの23年間のキャリアで初めてシーズン開幕戦を欠場したことになります。
ドンチッチは昨年末のクリスマスに左ふくらはぎを痛めて以来プレーしておらず、復帰時期は明確になっていませんでしたが、この開幕戦で43得点の活躍を見せました。しかし、チームメイトからの支援が不足しており、レイカーズは10点差で敗れる結果となりました。

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