エンジェル・リース

エンジェル・リースが本音を吐露、「バスケが恋しい」オフシーズンの葛藤とUnrivaled不参加の真相

シカゴ・スカイのエンジェル・リースが、10月30日にSNSで「バスケが恋しい!」と投稿し、ファンの注目を集めています。9月初旬を最後にコートを離れている彼女にとって、約2ヶ月ぶりの競技バスケ不在は想像以上に長く感じられているようです。この率直な感情表現は、シーズン終盤に規律問題と怪我で苦しんだ彼女の現状を物語っています。

リース2年目の光と影:史上最高のリバウンド記録と予期せぬ離脱

2025年シーズン、リースは平均14.7得点、12.6リバウンド、3.7アシストのダブルダブルを記録し、リーグ最多リバウンドのタイトルを獲得しました。特筆すべきは、彼女がWNBA史上最高と2番目に高いシーズンリバウンド平均を両方記録したという歴史的偉業です。前年も平均13.1リバウンドでリーグトップに立っており、リバウンド女王としての地位を確固たるものにしています。

しかし、栄光の裏では深刻な問題が潜んでいました。シーズン最終4試合を欠場する事態となったのです。まず9月5日のインディアナ・フィーバー戦では、テクニカルファウルが8回に達したことで出場停止処分を受けました。続く9月のラスベガス・エーシズ戦では、シカゴに対する「有害な」コメントによって前半のみの出場停止が予定されていましたが、背中の怪我により全試合欠場となりました。

この背中の問題は深刻で、エーシズ戦とニューヨーク・リバティ戦の最後の2試合も欠場を余儀なくされました。リースが最後にプレーしたのは9月3日で、スカイは10勝34敗でプレーオフ進出を逃すという苦い結末を迎えました。チームの不振とリース自身の規律問題が重なり、期待されたシーズンは複雑な結末となったのです。

オフシーズンの多忙な日々とUnrivaled不参加の衝撃

リースは現在、ポッドキャストの運営、トレーニング、そしてヴィクトリアズ・シークレット・エンジェルへの就任など、多方面で活動を展開しています。23歳の彼女にとって、バスケットボール以外のキャリア構築も重要な時期です。

しかし、こうした充実した日々を送りながらも、競技バスケットボールへの渇望は抑えきれないようです。「バスケが恋しい!」というSNS投稿は、シーズン中の厳しい戦いから離れても、コートへの情熱が消えていないことを示しています。NBA新シーズンが本格化する中、彼女自身も再びコートに立ちたいという気持ちが高まっているのでしょう。

多くのファンが期待していたのは、ナフィーサ・コリアーとブリアンナ・スチュワートが創設した3対3バスケットボールリーグ「Unrivaled」の第2シーズンへの参加でした。リースは初年度にRose BCチームで優勝を果たしており、連覇を目指すと思われていました。

ところが10月31日、Unrivaledが第2シーズンの最終3選手を発表した際、リースの名前はリストにありませんでした。この決定には様々な憶測が飛び交っています。背中の怪我が完全に回復していないのか、あるいはスカイとの規律問題が影響しているのか、詳細は明らかにされていません。

来シーズンへの課題:才能と規律のバランス

リースの才能は疑いようがありません。2シーズン連続でリーグトップのリバウンダーとなり、WNBA史上最高記録を打ち立てるなど、彼女のインサイドでの支配力は圧倒的です。しかし、テクニカルファウルの累積や「有害なコメント」による出場停止は、プロアスリートとしての成熟度に疑問符を投げかけます。

2026年シーズンに向けて、リースが解決すべき課題は明確です。第一に、感情のコントロールとコート上での振る舞いの改善。第二に、背中の怪我からの完全回復と体調管理。そして第三に、チームの勝利により貢献できる総合的なプレーヤーへの進化です。

スカイも2シーズン連続でプレーオフを逃しており、チーム再建が急務です。リースをフランチャイズプレーヤーとして育成するのか、トレードの可能性も含めて検討するのか、フロントオフィスの判断が注目されます。

リースが「バスケが恋しい」と感じる今この瞬間こそ、自身のキャリアを見つめ直す貴重な時間かもしれません。才能だけでなく、プロフェッショナリズムを兼ね備えたスーパースターへの成長が、彼女とスカイの未来を左右することになるでしょう。

引用:yardbarker

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